嫌いなジャンルを敵呼ばわりして金儲けする連中に踊らされるのはいいかげんにしてくれ

いい話だな〜(まなさん経由)。グレムリンだのインディジョーンズだのをはじめとしてホラーやスプラッターを残酷シーンとか含めて民放でふつうにみれる幼少期をおくった身としては共感しきり。ちいさい子がこわいシーンをみて泣いてこわがるのはあたりまえで(つーか作る側がこわがらせようとしてつくってんだし)、それを親から抗議されるからって根こそぎ無くすとか観れなくさせるとか頭おかしいと思うよ。何か?「ショック表現をたくさんみせて慣れさせる」ことは悪なのか?じゃあ映画のみすぎですっかり残酷モノに慣れきったおかんは極悪人なのか。こわいものをみるとショックで体がどうかなっちゃうとかの特殊な病気をもってたりする人は例外として、基本「汚いものは何も見せない」よりも「どんなシーンでもちいさいころからふつうにみせる」のほうがどう考えても情操が豊かになるに決まってると思う。つーかさ、いい大人が民放で流れた残虐映像に抗議すんのって、ガキんちょのわがままとか好き嫌いを公に認めさせようとする心根と似ててクソみたいにマヌケなんだよなあ。ウチの子ピーマン大嫌いなんざますのよ!!ピーマン映像みてトラウマになったらどーしてくれるザマスかッ!!まったくお宅の局は道徳がうんたらかんたらで親の顔がみたいですわね〜!みたいにさ。お門違いなんだよ。各々で嗜好はちがってんだからそりゃ観るのやだっていう人がたくさんいるだろうけど、だったら他の局にするなりテレビ消すなりすりゃ済むのにさ。根こそぎ放映させないとか、編集でどうかしろとか言うのってマジ狂ってるよ。レイプのゲームを根絶やしにしろとか残虐表現に対してそんなもんみせるな!みたいに日陰に追いやるために抗議する連中って創作物でのいろんな表現のうち気に入らない表現の存在を認めないということだけど、そもそもあんたらに他人の嗜好や創作方法について弾圧する権利があんのかよ。自民党山谷えり子とかいう人が性犯罪件数のものすごく高い国のいうことを検討するとかやってるみたいですけど、「いろんな種類のエロ創作物の流通に規制のない日本が性犯罪発生件数が超低い」の事実をなぜ直視しないのか、それがはなはだ疑問です。エロ方面の規制や締め付けがきつい国ほど性犯罪がすっげえ多いっつーのに、抑制に成功してる国がなぜ抑制できてない国の命令を聞かなきゃならないんすか?性犯罪を増やしたいんですか?なんでいまだに男の生理現象から目を逸らそうとすんの?

―これはおみやげのゴジラのフィギュアです。
ヘネンロッター やったあ!ゴジラは大好きだ!16年前に日本に来たときは、血眼で探したのにゴジラのフィギュアが見つからなくてね……本当にありがとう。(中略)禁欲的なキリスト教右派に言いたいのは、もし神が人間を作ったんなら、なんでチンコとマンコを発明なさったのかってことだ。セックスするために決まってるだろうが!隣の家でどんなセックスしてるか気になって仕方がない連中がセックス問題についてブーブー言ってるだけだ。ゲイだろうがなんだろうが、大人が勝手に楽しくセックスしていて何が悪い!人のことに頭を突っ込むな!大きなお世話だ!(笑)
 かつての42番街グラインドハウス全盛期の思い出を教えてください。 
ヘネンロッター 60年代、初めて42番街に行ったころは高校生だったが、本当に本当に最高だった。まるで街全体が映画の学校だった。右を向いても左を向いても映画館ばっかりで、本当に映画館しかないんだ。ありとあらゆる映画が毎日上映されていたよ。エクスプロイテーション映画からアート映画、西部劇……。そこにどっぷり浸って、エクスプロイテーション映画のコツを全部学んだ。どういうタイミングで客がビックリして飛び上がるか、なにが観客を前のめりにさせるのか。素晴らしいところはそれだけじゃなくて、42番街のグラインドハウス映画館はもともと立派な演劇の劇場で、かつてジョン・バリモアだのW・C・フィールズだのがシェイクスピアを演じてたような立派な建物がゴロゴロしてた。そんな劇場で3本立てのクズ映画が観られるなんて、至福としか言いようがなかったね!どっちみちシェイクスピア芝居なんか観たくはないしさ(笑)。
 今からじゃ信じられないだろうが、そのときの42番街グラインドハウスの活況は本当に凄かった。とにかく凄い量の映画が毎日のように上映されてるから、メモ帳に映画の時間をメモして、映画館をハシゴしまくった。「あのころは危険だった」なんて言う奴がいるがね、全然そんなことなかったよ。売人や男娼はうろうろしてたけど、別に客じゃない奴の相手をするほど連中もヒマじゃないからね。買うそぶりをみせなければ別にしつこく食い下がってくるようなことはなかった。次の客に声をかけるのに忙しいんだから当たり前だ。映画館でケンカは日常茶飯事だったけど、それは構わないよ!当時は映画館に雰囲気ってもんがあったからな。スクリーンに向かって応援したり、「危ない、気をつけろ!」なんて叫ぶのは当たり前だった。みんなやってたよ。
 いまはニューヨークはすっかり変わってしまった。金持ちのための街になり、金持ちのための劇場が並んでる。ディズニーは「ファミリー層に悪影響だからポルノショップを街から追い出しましょう」なんてやってたが、ポルノショップの何が悪いってんだ?大人しか入れないんだぞ!いまじゃバーでトップレスのショーも禁止、タバコも吸うなときた。バーでタバコ吸うなだって?ふざけんな!もうサッパリわけがわからんよ。街っていうのはいろいろごたまぜになってるから面白いんだ。全部清潔にクリーンにしましょうなんて冗談じゃない……まあもう言っても遅いがね。』(p.38-39)

『■昔よくテレビ放映していた「カタストロフ・世紀の大惨事」や「アメリカン・バイオレンス」などが大好きで、興奮しながら観ていたものです。飛行船大爆破もケネディ暗殺もこれらで初めて知り、後に「ヒンデンブルグ」や「JFK」(「ウォッチメン」もだ)を観、また、事件に関する本を読むことにも繋がりました。というわけで、知的好奇心を刺激してくれたこの手の映画、子供には大変お勉強になったのでした。(埼玉県・P.N.武州のお辰)
―先日テレビをつけていたら、子だくさんのイディオクラシー家族がさらなる子供を自宅で出産!小学生の子供たちがその様子を見学!という場面をやっていた。が、ムリムリと子供が出てくる衝撃場面を期待していたら、あっさちそこはカットだった。けしからん!割礼と出産はモンド映画の華じゃなかったのか!面白くてためになるモンド映画をテレビ局にはノーカットでバンバン放映していただきたいものである。土人の奇習にくわしいのはかっこいいからな!

 ■いつも「映画秘宝」読んでおります。介護業界におりますが、新しく採用された方がほとんどハケン切りの人たちでした。自分自身も月給13万ですが、低すぎてびっくりです。会社の上司とも折り合いが悪くストレスがたまる一方です。TVの報道でもキレイ事ばかりで、もっとダークでクレイジーな現場をちゃんと報道してもらいたいです。介護報酬3%UPって、ありゃなんだ。全然給料に関係ないよ。(山形県鶴岡市・阿部鉄平・22歳)
―「ナントカ切り」と聞くとつい「辻斬り」とか「円月殺法卍斬り」とかを連想してしまうのだが、コノ不景気、介護業界モ大変ソウデスナ、とロボット声で応答するのはいかにも心がこもっていなくてよくない!ちなみにダークでクレイジーな現実からは全力で目を背けるのが昨今の風潮なので(実にけしからん)、こういう時こそ介護業界を描いたモンド映画が必要なのだろう!

 ■最近「電気ビリビリ」の映画を見かけなくなったなあ。80年代は「電気ビリビリ」の時代だった。「スター・ウォーズ」の皇帝、「ゴーストバスターズ」のゴーザ、「ゴーストハンターズ」嵐の3人組、「ハワード・ザ・ダック」の暗黒魔王。SFX大作の悪役はみんな手から手から「電気ビリビリ」だった(SFXはだいたいリチャード・エドランド)。久しぶりに「電気ビリビリ」でのんきな大作を見たいですね。ところで”SFX”って死語ですか?(北海道札幌市・荒谷征志・36歳)
中子真治の名著「SFX映画の世界」を発売直後に購入、中学校に持っていったらバカなクラスメイトに「やーいSEXの本持ってら」とはやしたてられたことがあった。そのクラスメイトはいずれ探し出して殺してやる予定である。電撃ビリビリ映画は全部大好きだ!特に「ゴーストバスターズ」のゴーザ様は一瞬全裸に見えてドキドキするが、待てよそれは別に電撃ビリビリとは関係ないのか。「お前は神か?」「……いいえ」「ならば死ね!!」

 ■誕生日に今月号を買いました。ついに34歳です。根本敬氏の「人間、33歳までの生き方次第で、そこから後はそれに見合った配当が決まるだけだ」という文章がチンポの先までしびれます。ところで、草彅剛が私の誕生日に、素っ裸で逮捕されたそうです。ちなみに私とタメです。よって、私が変わりにSMAPに入り、他のメンバーをチェーンソーで首チョンパし、ジャニーズ帝国を崩壊させようと思います。なんてことはビタ一文も考えていませんが、これからも根本敬さんが好きな内田裕也さんを目指して生きていこうと思います!!Rock’n Roll!!(北海道札幌市・牛島弘貴・34歳)
―なぜ今月に限ってわざわざお誕生日を告知してくるハガキが多いのだろうか。ともあれハッピーバースデー。SMAP全裸事件に関しては、身の回りに酔っぱらうとすぐ全裸になる人がたくさんいるので他人事とは思えなかった。なぜ映画監督はみな酔っぱらうと裸になりたがるのだろうか!それとも酔っぱらうと裸になりたがるような人は映画監督にしかなれないのだろうか!とすると草彅くんが映画監督デビューする日も近いのか?風雲急を告げるマッパ界隈であった!』(p.108-109)

―それだけハードコアな人生を生きてきた江頭さんには、トルコ事件、バイアグラ事件など以外に、まだ世に出ていない裸で監視カメラに写って●●しているという都市伝説があると聞きましたよ。
江頭 その話はやめろ!周りが勝手に言ってるだけだ!噂が一人歩きしてるだけ!
 ―都市伝説の塊のような男ですね。で、実際はどうだったんですか?
江頭 (質問を無視して)……裸で何が悪いんだ!!』(P.93)

ジージャー オランダ人の女性格闘家(ソーミア・アバハイヤ)とアクションをしたとき、相手の蹴りが私の顔の真ん中に入ったの。そうしたら、私の鼻がインド人みたいに大きくなっちゃった(笑)。でも平気!私が心からやりたいと思ったことをやっているんだから!』(p.18)

阿部 日本だと、アクションは芝居の次に扱われることが多いんです。プラッチャヤー監督は主演のジージャーを育てるために、4年の歳月をかけるてトレーニングさせました。相当ですよ。撮影中も、俳優の体力が落ちてしまったらいいアクション・シーンは撮れないということで、同じアクションは1日2回までしか撮り直さない。徹底していて、そのこだわりが、最高のアクションを生み出すんだなって思いましたね。
(中略)
―最後に、阿部さんが最も好きなアクション・シーンや格闘映画があればぜひ教えてもらえませんか?
 阿部 やっぱり日本人ですから、勝さんの「座頭市」ですね。「座頭市」シリーズは、観てると驚かされるシーンがたくさんあるんですよ。「座頭市血笑旅」(62年)でも凄いアクション・シーンがありました。
 阿部 その作品で、市が赤ん坊をあやして、床に就こうとしたら、いきなり5〜6人の刺客たちが襲いかかってくるシーンがあって。勝さんが本物の赤ん坊が寝ている横で、凄い立ち回りをするんですよ。赤ん坊のところに、ズドーンって鉄身の刀が入ってきて、赤ん坊がリアルに泣きだす!市は戦いの最中によろけたりしながら、でも赤ん坊には決してぶつからない……観ていて寒気がしました。』(p.21)

『「古代ムエタイの破壊力を描くには、CGやワイヤーには頼れない。本当に技を当てるしかない!」
 さらにピンゲーオはアクションだけではなく、映画自体のタイ風味を高めるために、仏教の大切さも描くことにした。03年、3人の想いは「マッハ!」という映画として結実した。「マッハ!」を作るためにピンゲーオが導き出した「タイでしか作れない映画を作る」という方法論は、彼の監督&プロデュース作すべてに染み渡っているといっても過言ではない。「トム・ヤム・クン!」(05年)では、タイ人の愛する動物・象がチャーのマブダチ役で出演。プロデュース作「Seven Street Fighters」(05年・未)では第二次大戦中のタイを舞台に、「ご陽気かつアグレッシブ」というタイ人気質溢れる7人のお調子者たちが日本軍をカンチョーで皆殺しにするという愛国心がにじみ出たコメディ・アクション。』(p.23)

『ちなみに以前、タイに行ったとき現地の方から、「タイ・ラーメン業界はアバウトな店が多く、具材をティッシュで作っている店や、マリファナをスパイスして客の胃袋をワシづかみにする終末ラーメン屋はまだましなほうで中にはバラした死体を……」というお話を聞いたことがあります。』(p.26)

上記『』内は最新のヒーホからの抜粋。とりあえずタミ4関連のインタビュー読んだらどう考えても次のジョーカー役はクリスチャンベールじゃねと思ったのと、あとミッキーロークが干された件はなんか田原俊彦を思い出さずにいられなかったです。なりふりかまわないほど態度でかくなっちゃうっつーのはやっぱそれだけもてはやされることに対する嬉しい感情がものすごく深いゆえなんだろーなとちょっと思いました。あと先月から予告されてて今号の表紙にもされてる悪党特集はなんとゆうか…年末の関係者さんたちそれぞれのベストテンのような高揚感に欠けてて絶対的にものたりないなあ。答えてる人の人数も少ないし。あの年末のちっこい字びっしり進行でつめこんだらバイブル化決定だったのにー。期待しすぎてガッカリ度も大きかった。もっとわけわかんない映画のクズみたいなキャラとかてきとうに置いとけばいいのに。なんかこのテの企画に必須な詐欺師スレスレのでたらめでやりすぎな商売っけみたいなもんがたりてない気も。まなさんとかいつものコーナーの方々はちゃんといつもどうりびっしりちまちまなってて安心ですけど。なんか采配の人がお行儀のよろしいお坊ちゃん気質なのかしらね。ちょっとシャレにされただけで名誉毀損よ!とか目くじらたてはじめるような。箱入りやーねー。