オチが弟萌えのあたりからしてデクスターもまた腐女子の毒牙から逃れられないんだろうけどなーポピーZブライトの例もあるし

バイト代ためて16,000円のビデオ(廉価版のじゃなく出たての高いやつ)出た直後に即買いしたワタクシの前でゴッドアーミーの話をしないで頂戴!!『美形の天使達の戦いを描いた伝説的やおい的ホラー』とかいわれてるし!!ええ、そのとうりですが何か?自分なかではワーロック→ゴッドアーミー→ワーロック2→ゴッドアーミー2っていう流れで勝手にひとり熱狂していました。ていうかゴッドアーミーにモーテンセン出てたっけ?記憶ではウォーケンとストルツ中心ですけどね。つうか天使悪魔モノみるたんびに思うんですけど、世界の命運をかけたみたいな戦いなわりにけっこう異教徒はそっちのけだし(でもゴッドアーミーの最後はなぜかインディアンに祓ってもらう)、戦い的にもわりと規模ちいさめで地味ーだったりするんですよね。ゴッドアーミーもそのテの大きい仕組みのほうよりもどっちかつうと細部の設定とかがわりと凝ってて、天使の肉体のつくりが赤ん坊みたいなふうだったり(実際には映らないけど検査で)、死ぬと目が真っ黒くなったり、死にそうになっている人間の魂をむりやり戻して自分の家来にしちゃったり(引き戻された人はすごく嫌がる)と、なんというかこれみよがしな念力じみた画ヅラを安易に使わないところ(地上では天使はできないことのほうが多い)が逆にリアルにみえるし地味でいかしてますよ。ファンタジー的設定で地味な画面づくりな上でリアリティを大事にしてつくるもんて実はあんましないんですよね。あああ!モーテンセンてアレか!最後に獣じみたふうにウォーケンの心臓を食らう悪魔!!ゴッドアーミーちょっとヤバいな!腐女子的に!でももうみませんよーだ(赤)いートシこいてヤオイぶりかえしてたまるもんですか!つーんだ!ヤオイといえば爆音行脚でバウスシアターいってトムクルーズワルキューレのでかい立て看板があるたんびに「どんだけBL(笑」とか思わずにいれなかったもので、それというのもヤオイ同人誌で大手(即売会だけで数千部売る人気サークル)の人が特定カップリングのヤオイシチュエーションをやりつくしてくると、必ずといっていいほど「ナチスの軍人(しかも高官)同士で」という話をやりだすのです。キャプテン翼のキャラ(当然めちゃくちゃ耽美化されてる)で長年ヤオイ本描いてた尾崎南もやってたしなあ。ワルキューレの監督ってホモなせいか俳優がみんなやけにキレーに撮ってあってさ…その上今回ナチネタってことであっヤオイ。としか思えねーんだよ。映画としてはふつうの映画なんだとは思いますが。ていうかトムクルーズは今後キレーに撮っちゃだめだっつうのに。もっと本来のキモさを全面に出すように。トロピックサンダーみたいにさ!!
つーか今日はデクスターの話をしようと思ってたんだよ!!とりあえず最初の3話みましたが、ふつうに3話くらいで小説1冊ぶんくらいいくのかなーと思ってたら1冊が12話くらいに分けられてて、引き延ばしたぶんの間をもたすためにデクスターの殺しに関するオリジナル話が挿入されてやがんのな。そのせいかサイコパスのデクスターがだんだん真人間ぽくなってくみたいな展開なとこがちょっといけすかない。実際にふだんは他の人となんら変わらない日常生活をおくってる人が陰ではサイコパス行為をしてる殺人鬼ってのは実在してて、そういう人は日常生活がサイコパス行為になんの影響も及ぼさない(そしてサイコパス化した明確な理由などなにもない)からこそ怪物なんですけどね。まー1巻めラストに向けてと考えるとつじつま的には合ってるし、一般むけで売るにはそういう常識的なアレもさしはさまないと視聴者置いてけぼりんなっちゃうだろうからしょうがないんでしょうけど。一般むけよろしくサイコパスの怪物面よりも天然さっつーかカワユさのほうが全面にでてるふうな作品になってて。基本的にデクスターは殺しが命なんで、あんまし性的なことを求められずに済む女性(DVトラウマによる恐怖感で男と性行為ができない)と普通人偽装のためにおつきあいしてて、温厚な一般男性ぷりを注意深くアピールしながら暮らしてるんですが、バラバラ死体のあまりのみごとな仕上げっぷりを目の当たりした直後に興奮のあまりにおつきあいしてる女性の肉体をここがこういうふうになって…みたいに夢中で再現しだしたりして怯えて帰られたりしたり、おつきあいしてる女性の車が前夫のヤク代回収にきた売人に持っていかれた際に、女性が悲しくてトイレに閉じこもって泣いてるのをふしぎに思ったデクスターが「紙、ないの?」とかドア越しにKYな問いかけをしたりと、サイコパスの感情面の欠落がコメディ的に扱われててちょっとほのぼのします。個人的にはバラバラ死体がデクスターに向けてのメッセージとわかったあとで、ホッケーリンクのゴール下に置かれたプロ仕上げのバラバラ死体を目の当たりにしたときにデクスターがうれしげに微笑むところがすごく共感した(サイコパス同士の意思伝達はアートすぎて燃えるなあ。見習いたまえ!!>ターセム)。共感したといえばオープニング映像はサイコパスでなくとも人間であれば誰しもがしょっちゅうやってる日常生活のこと(野菜切り刻んだり肉切り刻んだり)で、ホーラ切り裂くのってたのしいでしょう?いつもやってるからわかるでしょう?といわんばかりにサイコパス的精神への共感を誘う、たいへんシンプルでわかりやすいイカスオープニングだなあとしみじみ思いました。
しかし3本とかすぐみれちゃうあたりからしてその気になればファーストシーズン4日間くらいで見終えちゃうのか。ちょっと寂しいな。