女子のド派手嗜好とオヤジの目立ちたい心理って同じもんですかね

2週間くらい前の卒業式期間にひんぱんに目撃したいかれたかっこの女子たちの話になったらとたんに夫人が「あの格好大っキライよ!サイッテー!なんなのあれは!」とかスゲー憤慨しだしまして、キャバ嬢そのものじゃなくキャバクラ嬢の衣装を身につけたフツーの人のことなんですけど、おいらもみかけた当初はうわ昼間っからこんなとこに夜のお店の人が、とか思ってよくよく考えたら卒業式帰りの人たちだったらしく、ヒラヒラフリフリの露出狂じみた服はまあ100歩譲ってドレスということならしかたないとして、あのぐるぐるした髪型に王冠(髪留めっぽい簡素なやつ)がのっけてある人はさすがに発狂してるんだなーと真剣に思いました(あれのっけてる人がフツーに道歩いてるとこを目撃するとマジ笑えます)。ファッションセンスうんぬん以前に脳内が幼稚園のままのかわいそうな人にしか見えんというか。ああいう女子は基本的に「お姫様になりたい願望の実現」が根底にあるのはわかるんですけど、お姫様を気取るにしてはやってることが下品すぎてなあ。内面も外側もどれひとつお姫様じゃないのに気分だけはそのつもりマンマンで。本来的にガチお姫様は露出もぐるぐるした髪もしないと思いますが。本物がどうとかいうより古き良き少女漫画のイメージを参考にしてるんですかね。まあ卒業式がわりと仮装行列になってる件(スレもあった)とかイベント用衣装として売ってる件とかのせておきます。検索で出てきたコスプレ屋さん(コス屋さんリスト経由)はもうふつうに商売になってんですね。いまや自分でちくちく縫ったりしねーのか。
追記(4/10)。結局花魁にむかってる(ひろぶろさん経由)らしい。


デクスターDVDシーズン2の発売まぢかということもあってようやくシーズン1の3枚めと4枚めをみましたが、原作のデクスター兄が弟の顔とソックリで…みたいな主人公が疑われるスジでのスリリング展開はバッサリ切られてて、そのかわりデクスター妹が素性をしらずにデクスター兄と深い仲になって…みたいなスリリングさに変えられてた。あの妹さん役はデクスター役のマイケルホールのリアル奥さんな上夫婦同時出演ということでそれぞれが濡れ場とかあったりして、お仕事とはいえスワッピングのような展開ですな。紙吹雪が散ってる場面でデクスターの頭に紙片がついてたのをなにげにとる動作がちょっと現実に引き戻されちゃったい。あのままにしとけばいいのに。あと原作ではたしかラストで兄に正直に生きるよう促されて妹を切り刻ませられそうになってるとこに刑事が踏み込んでくる展開でしたが、ドラマ版ではデクスター個人が独自に決着をつける形というか、デクスター兄の殺人鬼として生きるよう促すささやきに自分が抗いきれないことのつらさから勢いで殺してしまうふうなオチになってて。なにしろ妹の彼氏としてつき合ってるはずのデクスター兄が、デクスター弟にばかりかまけるようになって妹が嫉妬してキーッ!!ってなるとことかエロかった。でもサイコパス同士が鉢合わせてエロっぽい同志的関係になるのは女性的な視点でとらえたアレに思える。絢爛たる屍とかさ。現実にはラリーコーエンのハンティングみたいに獲物の奪い合いになったり、犬のブリーダー殺しの人みたいな淡々と共同作業にあけくれる仕事仲間なカンジになるだけだと思う。ホモでないかぎりは。デクスターにもどしますけども、サイコパスで感情がないというわりに彼女さんの元夫の挑発に対して怒りを感じてるふうだし、普段の仕事中にも会話に対してちょっとした笑みとか頻発して表情もいちいち豊かだし、デクスターは部分的にサイコパスなんですかね。サイコパス度ではデクスター兄のがぜんぜんわかりやすい。何人と付き合おうと殺しへの渇望が尽きることがないあたりが。主人公の情の欠落部分がちょっと都合よすぎるような気もする。そうじゃないと物語にならないんだろうけどさ。こっちのみたい場面がみられないことも手伝ってはいます。デクスターの死体損壊の場面とか。せめて幼少期の母親がバラされるシーンはちゃんとみせてほしかった。デクスター兄が細かく体を切り分けるところと同じふうだったんだろうなーとは思ってただけに。一般視聴者への配慮がちょっと多すぎて画的な満足度がものたりない。せっかくサイコパスものなのになー。シーズン2即買いはしないかも。