かるくゴギャーン展みようとしたらチケ場時点で並んでたのでかるく諦めた

『■中学時代、勉強がデキるのに精彩に欠け、からかわれてもはにかむだけでまったく言い返さず、係の仕事を押しつけられる損な役回りがいた。彼はミッキーマウスが表紙のファイルを毎回持参し、時々開いてニヤニヤしている。後ろからこっそり覗くと、ファイルの中にはのりピーの切り抜きだらけ……。当時はドン引きしたが、彼も、みうらさんみたいにスクラップすることで辛い学校生活を乗り切っていたんだと、連日の報道を観ながらやっと気づいた。(鹿児島県鹿児島市・池田昌泰・37歳)』(p.110)

クマちゃん ゴリって、バラエティ番組で司会やらせてみたけどこれ以上は伸びシロがないんで、吉本としては映画監督として花開いてほしいなって思ってるんだよ。
   ガース ちょっと待ってくれよ。なんでテレビのバラエティができない人間が、映画監督ならできるわけ!?テレビのバラエティよりも映画監督のほうが下なの!?
    エド 基本的に、これ(「南の島のフリムン」)はゴリのスター映画じゃん。そこがありえない。監督までして、自分をヒーローにしちゃうところがどうしようもない勘違いだよね。やってはいけないパターンっていうか、やらせてはいけない。そもそもニーズがないだろ。
 クマちゃん キム兄は「ニセ札」では一番手にはなれなかったし、「ドロップ」の品川祐も同様。
   ガース こういうことは言いたくないけど、ホンットに、映画をなめるなとね。テレビ屋のおもちゃじゃねーんだよ!
    エド こんなもの、よしもとのナントカシアターでタダで見せろっつうんだよ。こんな映画に、わざわざ金払って観に来るお客さんなんかいない。チケットもらったからしょうがなく行ったって人以外は、オレたちみたいに仕事で観なきゃいけない人しか行かないでしょ(笑)
 クマちゃん パンフには「人間の言うことを聞かない豚の撮影はとても大変だった」と。
   ガース 小学生の作文かよ!夏休みの宿題みたいなもんだな。
    エド 下ネタの使い方とかも小学生のギャグレベルだよね。
   ガース 寝てるところをカンチョーして起こすとかさ。「クレヨンしんちゃん」のほうがはるかに高級だよ。
 クマちゃん 宣伝も最初は癒し系で売っていたけど、直前の新聞広告には「最高にくだらない映画」ってコピーに変わってたね。
   ガース じゃあ見せるなよ!自分がどんだけ恵まれて映画を撮らせてもらってるのかわかってるのか!?いま、まっとうな映画監督が1本の企画をたてるのにどんだけ苦労してると思ってるんだよ。これがどんだけ安い映画か知らないけど、お気楽に映画監督でございっていう態度が気に食わないね。
(中略)
   ガース ビックリした。感動しました。最後、ハチが死ぬときに、走馬灯のように幸せな日々が回想されるシーンで(笑)。
 クマちゃん なんで犬が回想するんだよ!見たのかよ!!
   ガース 犬の主観映像!犬の回想!
(中略)
    エド 犬の主観で描くんだったら、主人が死んだことはわかってるのに、それでも毎日来るっていうならまだドラマになる。でも、そのことがわかってなくて、バカみたいに毎日帰りを待ってるっていうのは泣けないよね。10年間もだよ?いくらなんでも、それは美談じゃないでしょ。最後はオオカミみたいになって、絶対近所の猫とか襲ってるよ。
 クマちゃん 主人が死んだことを知らないで、毎日通ってくるハチがけなげだとか言うんだけど、そもそもこれが「泣ける美談」とされてる理由がわからない。人間の身勝手で不幸になった犬の話でしょ。
   ガース 最後は引取先の娘夫婦から何度も家出して、もはや野良犬だったからね。10年ぶりに再会した未亡人役のジョーン・アレンも「ハチ〜」って撫でているだけ!連れて帰らないのかよ!!
    エド 無責任だねえ、人間は!
   ガース もともと受け取るはずだった人も無責任だし。
(中略)
   ガース リチャード・ギアがインタビューで「ハチは待っている。究極的に言えば、ハチはただ待っている。彼は瞑想家なんだ。おなかが空いても体が汚れてももはやなんの問題でもない。瞑想家はひたすら待ち続ける。それだけだ」って言ってる(「朝日新聞」8/7夕刊)。仏教だよ、もう。
    エド お寺から送られてきた犬だから、悟りを開いてるんじゃないの。こじつけもいいところだな。
   ガース こういうことを言ってるってことは、アメリカ人スタッフは「なんで待ってるの?」って、みんな疑問に思ってたわけだよな(笑)。「日本の犬だから、わけわかんない行動してもしょうがねえか」くらいの。』(p.104-105)

『(中略)次々に広がっていく自分だけの連想を呼び起こす力は、ディテール語りから生まれてくる。不思議なのだが、ビデオとDVDでなんでも繰り返し観られるようになってみると、逆に映画のディテールについて語ることは流行らなくなってしまった。細部について語り合うのは相変わらず前世代の映画評論家ばかりなのである。』(p.103)

―3Dに関してはいかがでしたか。
大西 観たことのない体験をしました。3Dで内臓とか肉片がこっち側に飛び散ってくるという。人体がトコロテン状態になってこっちに迫ったのが特に凄かった(笑)。
川崎 あんなにならないですよね。
大西 あれは名シーンですよ。あの人は死ぬまでの流れはたいしたことないけど、死にっぷりの3D感だけ凄い(笑)。あとはラストの映画館ね。3D映画の中で、劇場で3D映画を観ているときに……って、どんだけ企画会議が楽しかったんだ(笑)。』(p.44)

『1945年、実は空飛ぶ円盤の開発に成功していたナチス・ドイツは南極基地から月に向かった大脱出計画を実行。地球から見ることのできない月の裏側にハーケンクロイツ型の秘密基地ゲルマニアを建造した。
 それから73年後の2018年、大砲のいっぱいついた新型武装円盤を大量生産したナチスは、満を持して地球侵攻を開始する!
 このメチャクチャに燃える設定のSF映画「鋼鉄の空 IRON SKY」は2011年完成を目指しているが、現在資金難でスポンサー募集中。』(p.39)

セガール&ヴァン=ダム&C・ノリス、まさかの共同生活!?
 ケーブル・チャンネルのA&Eは「スティーブン・セガールの生活をカメラで追いかけるというリアリティ番組のアイディアは、我々が先に考えていた」という内容の通達をよこした制作会社に対し、先手を打って訴訟を起こした。この制作会社は、セガール、ジャン・クロード・ヴァン=ダム、チャック・ノリスの3人が同じ家で暮らす、というアイディアをA&Eに提案したが、彼らはセガールひとりでじゅうぶん番組になると考え 、提案を却下。A&Eは、セガールの日常生活(彼が副保安官として働く姿を含め)を追うというアイディアは誰でも考えつくもので、制作会社のアイディアを盗用したのではないと主張するつもりだそうだ。
☆いやいやいや、セガールとヴァン=ダムとチャック・ノリスの一つ屋根の下、ぜひ見たい!ぜったい見たい!A&E、なんで却下したんだ!」(p.96)

『このシリーズは、嬉しいことに、出てくる人間みんな死んじまえば良いのにっていうロクでもない奴ばっかりです。なのでみんなで頑張って生き残ろうとは思っている訳じゃないけど、結果的にそう見えるんですね。普通個々が集まるうちにひとつの塊になっていくんだけれども、どいつもこいつも汚くて自分の事しか考えてなくてどうしようもない連中ばっかりなのでそうはならない。登場人物が全員死んで終わる楽しさを感じるのが「フィースト2」の非常にいいところで、観客に向って生理的によろしくない笑いと快感を延々狙ってる映画です。
 ホラー映画を観る人は、映画人生の中で「映画だから許すけど、人間そんなに綺麗じゃないよ」と思ったりする訳です。「ポセイドン・アドベンチャー」に描かれたように、映画の中でしか発揮されないアメリカン・スピリッツや、必ず立ち上がる奴がいるアメリカン・ジャスティスがあったりするんですけど、「フィースト」シリーズは「そんなこと知ったこっちゃないよ!」という映画です。一般的なレベルで観ると、相当不愉快になる。期待は全部裏切られます。こうでなきゃ追いつめられた人間じゃないぞ、とか、人はみんな頭が良いわけはないんだぞ!という当たり前な、あるいは正直な世界があります。ちゃんとした理性でもって「映画はこう撮らなくてはいけない」という倫理観のような作品観を持つ人間の反面にある、「いつまでもこんなことやっててもつまらねえよ」という意識を味わえますね。
 そういう意味で特に感動的だったのは、「フィースト2」で怪物の群れに囲まれた赤ん坊を助けに行く男のシーンです。最後の最後に捕まるかもしれないところで我が身かわいさにぽーんと赤ん坊を空中に投げるんです!(笑)普通の映画だと赤ん坊が助かって代わりに彼が死んで美談になるとか、あるいは2人共無事に助かって「よかったよかったお前はヒーロー」となるわけですけど、この映画は赤ん坊を空に投げ上げて、延々スローモーションで赤ん坊が落っこちて来るのをくどい程撮って、ここまで長く撮ってるんだから誰がキャッチするの?どうするの?って考える時間を、観客に充分与えるだけ与えるんです。それで赤ん坊は怪物の群れの中にドサッと落ちて、追って来た化け物がグワーッと赤ん坊を食べて、あまつさえ残骸まで残す。それだったら最初から助けにいかなくてもいいんじゃないの?って思うところだけれど、そこが人間誰しもがある局面で「やらなければならない」という正義の心が燃え始める瞬間ってあったりする所であり、映画の世界なわけなんです。しかもたいがい自信過剰系が多いから、「俺なら何とかなる」と思って成功してしまう。傷ついた人間を連れて逃げるから、てっきり助けるのかと思ってたら、「お前はいざという時の盾なんだ」とはっきり宣言して、化け物が来たら「ほれお前の出番だ」とぽーんと押して、怪我人が化け物に食われている間に自分は逃げたり、あってはおかしくないのにあえて誰もやらなかったことをやったというのが「フィースト2」の見せ場です。』(p.46-47)

上記『』内は最新のヒーホからです。つい先日の神のいたずら死から引き続き崖からデジカメっててすべって死ぬクレしん作者などというファイナルデスティネー死でてしまってなんかこう…今年はこういうみなさまに笑顔を提供してイク筋金入りのエンターテイナーの当たり年(スマン)とでもいうような特殊事例のつるべ落とし展開すぎます。クレしんに関してはアニメは続けるとのことですので、映画版になるとやあ〜原作者のうすいですハハハハァ〜とかしゃしゃりでる作者キャラも当人の意志とは関係なくおでこに白い三角巾つけてでも出されつづけるんだな。じゃあいいか。つーか今日の朝日の番組欄の裏側にでてた記事の最後のほうで、臼井さんはほんと〜にいい人で…誠実で…だれにでもやさしいし…みたいなイイひと讃歌的な人柄形容ばかりが並んでた上で最近は品行方正的な仕事が増えてきてて…みたいなニュースをみてすわいい人崩壊か!などとも思ったものですがちがった。ヒーホ目玉記事のセガールヴァンダムノリスの三大爆薬ひとつ屋根の下映画はそれぞれ秘密諜報員設定で「各黄金期作品の決めシーン(例:バイクの後部からミサイル発射でとどめをさす)でやってた画ヅラを必ずやる」を踏襲した上でウィルフェレル映画の監督とか40歳の童貞男の監督とか、さもなければクリストファーノーランに真っ向から監督さすとか、兎に角考えうるすごく悶えるアレはすべてやりつくしていただきたい。ちゃんとやれば全世界のテレ東ファンを痺れさすケツ作ができあがるはずだ!!!!!あとさー、こんなこと言いたくないんですけど、読者コーナーのイイおにいさんはたしかいつだかの読者のお答えにのりピーとマンコを並べるんじゃない!!とかやけにキレたコメントを寄せていたので、ああこの人は過激なのりP信者であるのだなーと思いましたが、今月の読者コーナーとかそしらぬふうを装っていていったいどうなんですか。ちょうどよくのりピーとマンコ(深町さん経由)出てたのでのせておく。

あとちょろちょろみたもんありますが、連休あけにでもカキます。