日乃出そばが潰れててガッカリだ……

自分の屁をもろに嗅いでしまい、ドブのなかにもほのかに昨日の晩ご飯のカレーのニオイが…!?と思ったあなたはわたしですか?それはそうとこれのp.272にシュルツ(こんなんあるのね)の「救世主」っつー小説がソ連時代のKGBゲシュタポ関連の文書館の未決箱に入ってるとか書いてあるんですけど、さがしだして翻訳してバンバン売ってくだちいよ!!>ロシアの人!!バンバン売ってくだちいよといえばエッセネ派行けなかった腹いせにしけこんだS堂でパラ見したこの本小池一夫先生原作の不機嫌家族のエピソードが書いてあっておもしろかったんで、今買お!!とばかりに在庫調べてもらったらもう20年位絶版状態でプレミアムついてるありさまとか…こういうのこそ復刻してよね!!S堂あさりでは卵料理を発明した人が卵ばかり食べて栄養偏って死んだ件をほうふつとさせる本をパラ見したりこれとかチラ読みしましたが、なんかジャンプで人気のあった各作品の構造とビジネス上での成功のしかたとをからめてるふうなもので、あとからならなんでもこじつけられるよなあ…と思って買わなかった。だって鳥山明の初期作品なんてひたすら自分だけのおもしろさや趣味を突き詰めていってただけで、ビジネスモデル的などーたらなんてぜってー考えてないに決まってるじゃん。編集さん(商売人の堅実)と漫画家さん(芸術家の挑戦)のせめぎあい部分の割合をどういうふうにしたらどう売れたかとかいうんならまだわかるんですけど、作品構造そのものを取り上げてビジネス的にどうこういうのはちょっとちがう気がする。しっかり読んでないんでアレですけど。あとベルセルク最新刊なかなかよかった。この巻よんでようやくベルセルク世界の基本構造がわかったんですけど、あのちいさくてまるっこい顔のついた卵みたいのはいわば悪魔のささやきを聞くためのもの(なのか?)で、ひどい目にあわされた人間がアレを持ってることでいまわのきわに「おまえの願いをかなえてやろうか?ただし大事なものと引き換えに」と持ちかけられる権利がある証みたいなものなのですね。その取引をもちかけられる際には皆憎悪に駆られた状態の人ばかりなので、ある人は圧倒的な力を望んで化け物になってしまったり、ファンタジー世界で王として君臨したいと望んでいればそのとおりになってしまうという。地球上のすべてがひとりの願望まんまの世界に変えられてしまうというひどい法則を打ち砕くために骸骨の騎士が単身挑んでいる(成り行き上主人公もそうなるっぽい)あたりからして、なんというかベルセルク指輪物語と同じく「魔法を捨てにいく」系の話なんですね。かなり正統派のファンタジー話に思えた。最終的には人間の邪悪な願いをかなえる迷惑極まりない顔卵をつくりだしてる人と対峙する方向になるんだろか。ところでベルセルクのアマゾンの客評でちいさい子とおぼしき人が「やりすぎてなんだかもう…」「作者の衰えが…」「デカコマばっかし…」みたいに書いてますけど、この33・34巻の変革シーンを大ゴマで描かなかったら台無しじゃんかよ。くわしいことはしりませんけどここまで読んだ感じからして作者さんはまったくブレてないと思うけどな。萩原や富樫みたいなプロ意識よりナルシスト心が全面に出てる悲惨な連中よりぜんぜんテンション保てて一貫してるし。客評でもう神の領域で理解不能…みたいなのもありますが、おいらとしては意外にわかりやすい世界構造と企みが今作で提示されたことで作者さんの意図してる範囲がわかってしまってなんかちょっと残念でもあった。なんつーかセルのスターガーっつーかアニメオタクが自分に心地いい世界につくりかえちゃう的なアレで。ひきこもりの歪んだ王国を壊すための話。しかし怪物や妖精の跋扈するファンタジー世界では人間が食物連鎖の真ん中へんになっちゃって生きるのがすっげえたいへんだろうな。恐竜並の生き物がたくさんいたら動物なんてあっというまに絶滅しそう。

ところでこういうの(亮一さん経由)みるにつけフォローする気がどんどんなくなる。元は本物なのにビジュアル面がダサい通り越して詐欺師レベルになってるよ(霊の人はなぜかセンス悪い人が多いんですよね)…。でもayumumumuって人はシャレとはいえやたらに危険煽りするのもどうかと思います。エハラ氏について糾弾したい人は書籍中の本文をとりあげてやってみれ。みんな「あるわけねー」大前提のビジュアル嘲笑だけじゃん。

みた映画とかTWS展の件とかはまたこんど。日に日に薄れてアレですけど。