同人サークルが好みの違いでいがみあうとかも一種の独裁要素入ってるっつーのかな

   
 

胆石手術後に胆嚢癌→リンパに転移→敗血症(今ココ)とあっというまに手の施しようがなくなってしまったいとこのおばさんのお見舞いに昨日ここ(増築くりかえしたとかでダンジョン入ってて、病室までいくにも階段上り下り&エレベーターでの上り下り[→2階→地下2階→地下1階とか]のくりかえしでさっぱりわからなくなる。構造を熟知した同行者がいないと病室たどりつくまでに行き倒れる可能性大。職員はデパートみたいな現在地付きの平面図貼っとけよ!!)へ実父&神父の人と同行してイッてきました。あきらかに回復の見込みなさげなグッタリした人に向かって何を言ったらいいのかぜんぜんわかりませんでしたが(「死んだらラクになりますよ」とも言えねーし)、がんばって!て言った。すまんおばさん。おばさんは父方とおなじくクリスちゃんなせいか神父さんに祈ってもらったら安心してたようすでした。宗教って人の生死に寄り添うものなのだなー、自分の人生をさておいて他人の生死の世話をしてまわる神父の人はまさに無償の愛の人なんだなーとしみじみしました。いとこのおばさんちは娘が3人いるんですが、小学生時代にどんぶりめし3杯食ったとどめに牛乳を流し込む猛者だったまんなかの人の娘さんが今小5なんですけど、やたら美人(赤ん坊のころから美人だった)で気だても素直なしっかりもののイイおんな(細身)に育っててビビった。なんか実兄に会うと恥ずかしがるらしくてうちにはあまり来てくれないんですけど、あの美人ぷりはだれの血なのでしょうか。モテモテだろあんなんだと。根掘り葉掘り聞きたい。上記画像はいとこのねーちゃんの内のいちばん上のTちゃんに捧げてみる。なにかしないと得られないのが愛、みたいな観念を植え付けられてしまったままで生きるのはつらいだろうと思う。なにもしないでも与えたり得たりするのが愛(だからこそ素晴らしいし、お互いが安心しあえる)だと思うんだが。厳密にいえば結婚とかはたぶん2者の間にそれぞれ得るものがあって成り立つ(そのバランスが崩れてると破綻しやすい)という真実もあるにはありますけど。なにしろ「これだけがんばったから同じくらいください」は愛とは関係ない尺度です。その観念を持ち込んだらもうそれは愛じゃなくて隷属や強制という支配関係ですよ(そうなったら互いに苦しくてやってられない)という意味で。つーか強迫的な育てられ方をしなくても子供によっては自己防衛的(毛さん経由)になっちゃうものなのかな。結婚も子供もないのでわからない。ぜんたい「無償の愛を与え続けるのは目に見えないものを育みつづけることでもあるのでやって損はない」はガチです。自分が損するかもしれなくて怖い、という思いが捨てられないのかもなあ。

『あの実験で私は、最高の授業の教え方を発見したと思ったよ。なんでかっていうと、生徒たちは教わったものを驚くような早さで吸収していったからさ。その頃、家に帰る度に妻のダイアナにこう言ったんだ。「クラスの子たちが本気で勉強している。こんなことバカげている。だって教室に自由があったころは全くそんな態度を見せなかったのに、規則に縛られたいま、彼らは当てられた質問には全部答え、クラスメイト同士で助け合ってもいるんだ。」私はその素晴らしい教授法に魅せられてしまったんだ。もちろんその結果、誰もが傷ついた。だからあの実験の頃、私の心の中はジェットコースターのように目まぐるしく感情が入れ替わっていたよ。
03 実験が行き過ぎていたと気がついたのは、いつですか?
 それはまさに、ロバート(ティムの基となった生徒)が私の後について職員室に入ってきたときのことだよ。私は、他の先生の言葉を聞くまで、彼がそこにいることも、そんなことをするとも思っていなかった。「生徒は職員室に入っては行けない」と言われたロバートは、その先生を睨みつけ、こう言ったんだ。「僕は生徒ではありません。ボディーガードなんです」と。それで私は気づいたんだ。彼は実験と本物の独裁制の見えない一線を越えてしまったんだと。自分自身もその危険な境界線を越えようとしているんだと思ったよ。私はそのとき既に独裁制というものを教えているだけではなかった。指導者であることを楽しんでいた。…それに気がついた時は本当に恐ろしかったよ。』

病院訪問後はTHE WAVE(シネマート新宿)→実験室KR-13(えぬ)とみまして、上記『』内はTHE WAVEパンフの独裁制実習をガチにやったロンジョーンズさん文から抜粋したモノ。話としてはある先生が擬似的に独裁制ゲーム的な授業のために団体名だのロゴだの制服だので生徒のビジュアルを一律に揃えはじめてみたら、みょうな連帯感とか仲間意識が勝手に芽生え始めて率先して勉強したり助け合うようになったりしてきて、それまでダラ〜っとしてたクラス全体がしぜんと襟を正す人たちになっていって勉強とかスポーツの成績がガン上がりしていくというウソのような実話物語。助け合うのはいいもののこの連帯感に賛同しない人はつまはじきにされたり、逆らうと暴力をふるわれたり(魔女狩り)するという共産圏のいいところと悪いところをものすごくわかりやすく描いてあってためになります。大人数がマスゲーム的に命令に従ってるのをいきなりみるとゲゲッとなりますけど、ああいう状態になってしまう大元というのはたぶん誰もがあたりまえに賛成するささいなこと(物を壊したらいけないとか弱いものいじめしちゃいけないとか遅刻しちゃいけないとか、小さい子への躾レベルの道徳行動)への賛同がくりかえされていった挙句のことなんじゃないかなーと思った。そのあたりまえなことへの賛同とか同胞意識(同じ色の服着てるだけなのに…)から派生した仲間といること(帰属つーの)のあたたかさや快楽と動物的(仲間や家族を守る的な)防衛本能とかがないまぜになって軍団ができてくとゆうか。なにしろ「正義を叫ぶ同士が殺し合う」真実が納得できる映像です。カルト教団を万能視している方とかみてみるといいかもよ。あと欧米でたまにやってる学校内での生徒の殺戮が起こる瞬間みたいのもかいまみれます。映画中でこの独裁制の授業が面白いことが噂になって次々と生徒が殺到するあたりからし飯田先生(ひろぶろ経由)はハナから見捨てたりせずにとりあえず独裁制実習でもしてみたらよいのではないのでしょうか。
KR-13はアメリカがこっそり人間兵器育成機関をつくってたっていう実話らしいです。とまちまい先生がパンフに書いてましたがまともでした。