敏腕キャラを輪姦後の放心状態のように演じる黒木瞳の無知っぷりがたんのうできる件>TV版リアルクローズ

―90年代と比べて、ファッションはどう変わったと思いますか。
あまりにも商業的になり過ぎて、ファッションではもう何かを伝えたり表現したりしにくい時代になってしまった。そうはいっても、生活の中で美的で、着て楽しい物があってもいい。そんな存在なのだと思う。』(2009年11月12日朝日新聞夕刊トム・フォードさんインタビューより抜粋)

『僕は新しもの好きで、最新テクノロジーや新しい波はまず試そうと抵抗感なく受け入れてきた。しかし今回改めてブレードランナーを見てからというもの、自分の内側にシールドのような膜が張られているように感じる。いままで受け入れてきた「今日的」なものや考え方に、いまさらながら「何かちょっと違うんじゃないの?」という疑問がわいた。なぜか?
 いま目を閉じてもイメージが濃く浮かんでくるブレードランナーの映像にはどこか手作り感があり、未完成感が漂う。他方、最近のCGを多用した映画は壮快だが、何か薄く軽く、映像が記憶に残らない。似たことはデザイン画にもある。手書きはどんなにうまく描けていてもどこか未完成感があり第三者の感性の入りこむ隙がある。だから実物が絵を超える。対して、CGで描かれたデザイン画は既に完成感があるため、絵のままに作ろうとするあまり実物はなかなかそれを超えられない。
 27年前に作られた作品の映像が、技術の新しさ古さを超越し温かい。最新技術が我々の生活様式に与える影響は大きい。それが無意識のうちに新たなる価値観を作り、新たな世界を形成していく。』(2009年11月12日朝日新聞夕刊「ものづくりのテーブル」滝沢直己さん文より抜粋)

先日から予告しっぱなしの最低最悪映画ですが、ファッションが教えてくれること(バルト9)でぼうぐっつー服雑誌の編集長アナルウィンターと編集現場を追う自称ドキュメンタリー映画ということなんですけど、同じドキュメンタリー映画アンヴィルとはつくりも質も志もすべて真反対のゴミクズ広告です。映画ですらない単なる広告。それというのもドキュメンタリーって被写体の人が他人にみせたりみられたりしたくない部分こそが面白さなのに、ファッションが教えてくれることではそういう被写体が感情をだす場面はおろか失敗したり痛ましかったりするような場面は全部切り捨てられてて、じゃあなにがあるのかといえば「編集の人が写真家とかデザイナーに打診して仕事してもらって記事にできるものを選り分ける」場面をただひたすらダラダラつないであって、合間にわしのセンス抜群やろみたいな勝負服着てどや顔したアナルウィンターが何回かでてくるだけなんすよ。ぼうぐ帝国を支えてる辣腕なんだからイヤ〜な部分がものすごい(そうでなければ多くの聞き分けのない人や難しい仕事をこなせないであろう)はずなのに、ロボットかと思うほど眉ひとつ動かさないお人形さん演出っぷりがこの映画のカラッポ感や気色悪さを5割増させています。なにしろ現場にあるはずの感情的なもりあがりシーンがなにもかもバッサリ切られてて(編集員の仕事を没る際も当人とアナルが直接やりあったりしないので全然おもしろくないし、没られた人が「それでもアナルを尊敬してる」とか言ってもそれに至る背景映像がないから説得力がまったくないし意味がわからない)、編集現場の流れ作業的な見目いい部分だけをくりかえす平坦きわまりないつくりなもんでものすごい退屈。イメルダと同じく完全にぼうぐ帝国の自分礼賛プロパガンダ映画です。電車内の吊り広告以外のものがマジなにもありません。有名雑誌らしく超有名写真家だのデザイナーだの(全員おかまっぽい)がこいつら全員ダチなんやでエエやろ〜どや、わし偉いやろ?といわんばかりに自慢げに映されもしますが、アナルの命令に逆らうことなく吊り広告レベルのプロパガンダをドキュメンタリーでございと平然と出しやがったふぬけ監督は今年度の映画監督のなかのクズ中のクズです。正直いって最悪の学芸会オナニー映画ダンドラより下。資本主義に魂を売り渡した映画というものが存在するならまさしくこのファッションが教えてくれることです。ファッションが何を教えてくれたかといえば資本主義の魂のなさですな。客をたのしませることや真実をつかむことよりアナルウィンターの飼い犬になることを選択して恥ずかしげもなくさらしたカトラーとかいうバカは「映画監督」ではなくアナル宣伝本部長と名乗るべきだなーとしみじみしました。ちなみに夫人によればこの映画(←これはかなり面白いらしい)でアナルがあられもない描写をされたことに対する反動でこういう上塗り的なモノをつくったんじゃないかとのことです。あとぼうぐが落ち目なのでは?みたいな推測もしてました。いくら昔なじみで仕事のアタリつけやすいからっていっても流行の先追う雑誌の編集主幹がけっこうな年寄りってのもどうなんすかねえ…。アナルウィンターより多く映る編集の女性は肌のお手入れしなさすぎ感があって痛ましかった。アナルを引き立てるために配置されたんすかねえ。やっぱイヤなやつだなアナル。どんなに隠しても出るアナル。アナルついでに本日題関連スレどうぞ。あそうそう、あと見終えてからファッションが教えてくれることがいかにつまらないかを夫人と語りあってたら「あ〜おもしろかった〜」とか聞こえるようにいうギャルがいてかわいそうな子ですねーとうなづき合いました。自分をさらけだすことよりおべっか使いのバター犬に囲まれてる有様を見せびらかすほうを選択したアナルの先見性はほんとうにすごいですねー(棒読み)

ところで昨日のテレ東のたけし番組でテレビゲームが頭を良くするからやれよ云々タレ流してましたけど、「頭がよくなるから○○する」って発想自体がさもしくね。頭がよくなりたい欲求にとらわれすぎて頭がよくならなそうっつーか。ムシャクシャするからいっちょジャマなババアでも轢き殺したいぜ!→強盗ゲームやってたらしぜんとガチ強盗並の優れた動体視力が身に付いたってんならわかりますけど。そもそも仮に頭がよくなったとしてどうするつもりなんだろ。