スミソニアンのザルっぷりはナイトミュージアム2と同時期だったらよかったのにー

事業仕分けのニュースを見ていたら、予算削減のため自衛官の制服を海外生産すればいいのではという議論が耳に入った。寂しい話だ。本来なら素材開発から独特なカッティングまで日本の技術の結集であるべき服ではないのか。フランスで国営美術館の仕事をしたとき、彼らは素材もすべてフランス製という条件を譲らなかった。
 先日、同デザインの服を日本と中国の工場で作り比べる機会があった。出来上がりを見て、私は中国製と日本製を見間違えた。中国製には本来日本製品にあった細やかな神経と職人の愛情を感じた。(中略)
 その一方で、日本が得意とした高品質で工夫や遊び心に富んだ服作りは存亡の危機にある。日本で作った生地をそっくりに生産させるので、海外の素材のレベルは、日本と同格となりながらも価格は数割安い。同じクオリティーであればこの時代、わざわざ高い生地は使わない。消費者だって同じ品質なら安い方がいいに決まっている。しかし、消費者は価格を安くしさすれば本当に喜んでくれるのだろうか。
 ここ10年、日本独特の技術を持つ機や、染色工場などが次々に廃業に追い込まれている。受け継いできた物作りの伝統、技、美意識を失って、何を日本文化だと世界に紹介するのか。』

・上記『』内は12月10日の朝日新聞夕刊のものづくりのテーブルの滝沢直己さん文からの抜粋です。自動車製造分野でもおなじような記事をつい最近まのあたりにした気がしますが、要するに市井の熱意のみにまかせすぎて権力者が支援や守りを怠りまくってたツケがきたというか、繁栄にあぐらをかきすぎてることすら自覚してないというか、技術水準までそっくりまねされて特色のなにもない残りカス同然の国家ポジション的フューチャーがすぐそこにということでしょうか。ムダムダァ!!とばかりに説明のつかない分野はひねり潰してカネを叩き出すのが正義の風潮下だけに、特に政治家の方々は聞く耳もたんでしょうけども。それに加えて国家あげてのポンニクオリティバッシングをタイムリーすぎにはじめてる(どうぞ)ありさまでポンニ沈没フラグたちまくっています。肝心の首相の人はというと障害者でもないのに言葉尻に首つっこんで正義ヅラして世間しらずなぼっちゃんが騙されてるっぷりをむきだしにするありさまでこんがらかった糸くずにさらに同じ色の糸くずを投入して糸にもどさずもはや塊にしてしまう気なのだと思います。つーか現地の安賃金で奴隷労働するしかない人に関してはなんか完全にスルーなのな。ところで歌丸さんの言いぶんはしごく最もですが、その正論をぶつけてる箇所にいる方々はポンニの漫画やゲームをエロや暴力を理由に潰したがってる連中なのでどうにも素直に賛同しづらいのがタマに傷ですな。いつだかのナックルズにのってたけど笑点メンバーって金にそうとういじきたないらしいし。カネの亡者同士で引き合うんですかね>そうかがっかい&歌丸

パチモンがなにげに本家越えしてる件みてたらケータイ電話のみを身につける際のホルダー的なアレにかっこいいモノが実はぜんぜんない件で夫人とうなづきあったのを思い出した。ケータイはこんなに出回ってるくせに(身につけるほうの)付属品でかっちょいいのが無いってのはいかがなもんか。アニメとか映画でよくあんじゃん?腿の両脇についてる銃とかナイフケースをかくしもつ的な見た目にも機能的にもイカスブツが。おっさんがこれみよがしにつけてるようなやつじゃなくてちょっと見ついてるかどうかわからないふうな「超かっちょいい・身につけてても気にならない(軽い)・単純なつくり」が条件で。ここについてるぞ〜!!的なのはいいかげん考えなさすぎる。

・某HS社下のイタ公屋がいろいろ気にくわない件を夫人にぶつけたらアナタはオヤジなのよ!とか言われて今日の昼飯になんか連行されましたが、夫人イチオシのラザニアがガラ空きの土曜だというのに品切れ(平日においら1人できた際もなかった)で客の顔みてだすかどうか決めてるのかしらね…とか店員の前でふつうにつぶやいてた。夫人てなんかにんにくとかニラとかがとにかく嫌いで、おいらが買ってきた弁当のフタ開けただけでコレにんにく使ってるわね!とかいって顔しかめたりと露骨にイヤがる(べつにあんたが食べるわけでもなかろうに…)という敏感さなので、たべにはいる店も何料理だろうと兎に角にんにく不使用が第一条件(イタ公屋でもにんにく使わない店しかいかないし、中華はなるたけ四川系)なんですけど、ラザニアのかわりにしぶしぶたべたペンネがハズレだしにんにく使ってるしでガッカリしてた。おいらの罵倒の原因となったのもそもそもこのペンネをたべたからなんですが、サラダでもないのに薄味のペンネってペンネの意味なくね。夫人もこのペンネをしぶしぶ片付けながら、しきりに「ペンネと味付けが離れてる」とかつぶやいてたし。おいらもしぶしぶ食べながら昼飯も夜もうまくやってずっと経営しつづけられる飲食店についてちょっと話したりしたんですが、ランチもやってるイタ公屋で潰れちゃう店によくあるのが「厨房や内装に金かけすぎ」+「ランチのラインナップサービスしすぎ」の2点がそろってるところは十中八九ヤバいという結論で、ランチのサービス具合については「しすぎは経営に響く」し「しなさすぎは客足に響く」のでその中間でうまいことバランスよくやることが大事ですよねーという話になった。会社近辺にある某タクシードライバー主役俳優の名字が名前になってるイタ公屋は十数年前からかわらず昼も夜もやっていて、そこは印象に残ったりまた来たい、と思うことがないというなんてことない味の代表みたいなメシなんですが、紅茶の入った水差しがテーブルに置かれてて飲み放題セルフということで、その時点で水をつぐために店員がいったりきたりする必要がないとかで、おいらはそこの店は行かないんで知らないですけどまあいろいろうまいこと差配してるそうです。オヤジ感覚のおいらとしては最近行った店ではここのハンバーグ(ピッコロのハンバーグと同レベルの満足感だった!!!)といい店の雰囲気といいなんか気に入った。一見していかにも悪いことしてそうな厨房の男子2名(イイ人です)といかにもけだるげな赤い髪の女子店員の適度な距離感(とベテラン仕事人なかんじ)がなんかよかった。いままで存在は知ってたもののなんとなく店構えからしてここは(地雷的な意味で)やばいんだろうなあ…とか勝手に思い込んでいてすまなかった。店内もなんとなく居心地がよかったし。あとふつう飲食店内に店主の日用生活品とかが置いてあるとなんかよごれっぽい雰囲気になってしまうものですが、この店はみえる場所に店員の日用品とおぼしきブツが置いてあっても、内装にとけこむように相俟っていてしっくりきてるのが謎ですてきです。まったく違和感がねーのよ。あれわかってやってたらちょっとすごいなあ。このすてきなお店に対してオヤジ感覚のおいらでも辟易したのがここ。ランチは2階の座敷ということで通されましたが、雰囲気的にはわりに広くてなかなかすきだったんですけど、このときたのんだいくら親子丼のいくらが半分くらい食べ終えたところでニガくてたまらなくなってきて、食べ終わるころにはのみこむのが困難なほど苦さがでてきてひどかった。この話を夫人にしたら風貌みてなめられたのよ。とか片付けられた。2階の天井付近の壁に雨漏り跡があるような家屋の傷み具合からして古くからある店なんでしょうけど、一見のおんなのひとり客を見下して金とってひどい食べ物をだすような店はマジで最悪だなーとしみじみ思いました。あら汁はちゃんとおいしかったのに。味わいからしてこうまではっきりわかるような仕打ちを飲食店からされたのはたぶんこれがはじめてなので地獄に落ちるがいいとしっかり念じておきました。もとからまずい店なんならしかたないですけど、わざわざ悪い品質のものを客の顔みて出したり出さなかったりという金の亡者にはかける情けはなにもありません。支払いの際にいくらが苦かった旨を店員のババアに告げたらあらそうですかーとかすっとぼけてたのも火に油ポイントでした。最悪な店とはどういうものなのかを教えてくださってとても勉強になりました。ありがとうございました。


この日記は先週書いたんですが実家の無線がつながらなすぎて本日投稿に。あと映画とかに関しては別窓で今日カキます。たぶんな。