捕鯨反対で龍馬大好きな連中に告ぐ

今日の朝日の夕刊の「窓」つーコーナーで尾関章つう人が『調査捕鯨船を妨害する危険な行為には「ノー」と言えても、欧米などに根強い「クジラは守るべき野生動物」という考え方を軽んじるわけにはいかない』とか書いてるんですけど、それって「欧米の押しつけを尊重するためだったら日本特有のものが軽んじられてもいい」ってことなの?「一部地域でやってることだからなくなったっていい、それより外交をうまくいかせることのが大事だからおとなしく従おう」みたいな論理を元に白人の言うなりにさせようとする人が一般市民にもどういうわけかけっこういるみたいですけど、日本各地で昔からやってたことを、外国から難癖つけられておとなしくなくすことが日本に生まれた人間としての正義なの?「いうことを聞く」だけが「いい外交」なの?日本人が日本のことを一刻も早く消そうとさせるとか、あんたらほんとに日本人なの?生き物の数を守りながらすこしずつ獲ることに非など見出せようはずがない。くじら漁は立派な日本の文化です。だれもがうまいクジラ肉にいつでもすきなときに舌鼓を打てる生活が復権されるべき。「鯨漁は異常」などという身勝手な刷り込みに惑わされてはいけない。何度も書くけどこういうこと言われるのって日本人がなめられてるってことなんだよ?イチャモンつければ言うこと聞くバカな奴らだってあいつらほくそ笑んでるんだよ?「クジラがかわいそう!」ってほうぼうでいろんな人種蹂躙してきた連中の本音だと思うの?こいつらの命令におとなしく従ってバカみるのはこっちだけなんだよ?
というわけで政府は「調査」とかいううわっつら装いの名目はやめて食用捕鯨とか漁と呼称を変更すべきです。食べるためにとる、使うためにとる、決してむだにしない。これに文句があるやつは地球で生きる気がない無責任なやつだ。

シーシェパードに関しては他国文化の差別や蹂躙に肩入れするような恥知らずの富豪連中から大枚握らされてる以上はなにもしないわけにはいかなくて、やさしい日本の船にからんで「仕事(という名のパフォーマンス」をしてるだけだと思うので、今後日本政府の態度としては容赦なく沈没さすor資金源をどーにかするかすべきと思う。あんなバカに金注ぐような企業からは税金しぬほど搾り取っちまえよ。


昨日はDr.パルナサスの鏡(TOHOシネマズ錦糸町)→パーフェクトゲッタウェイ(楽天地シネマズ錦糸町)→地下室のメロディー恐るべき子供たち(新文芸坐)で、パルナサスは悪魔と契約して永遠の命を得た男が、長い生涯のなかでことあるごとに悪魔につきまとわれては賭けをさせられていろいろな目にあう話。悪魔がけっこういいやつなのがなんかなあ。話としてはうる星やつら最終話のきっかけと同じ「おまえが賭けに負けたら娘をもらう」系の契約をしてしまったパルナサスさん率いる貧乏見世物一座が道中で首吊ってた中のヒースレジャーを助けて以来、ヒースレジャーの山師的な手腕で貧乏一座をもり立てつつあった真っ最中に人相の悪い男たちがヒースレジャーをつかまえようと乗り込んできてイキオイ異次元鏡のなかにはいっていき…みたいなスジで、その鏡はよこでパルナサスさんが忘我の境地に達してないと異次元につながらないもので、中の異次元空間ではそこに入った人が持つ正しき心と悪しき心を象徴したモノがでてきて、欲望のままに悪しきほうにいっちゃうと悪魔の方が勝って2度ともどってこれなくなり、正しいほうへいけば入った人は心晴れやかに鏡の世界から生まれ変わって出てこられるしパルナサスさんの分も良くなるというしくみで、ヒースレジャーがはいると一座にひた隠している強欲な本性とかがでてきてしまうわけです。ヒースレジャーは撮影途中でしんだので3人がかりで同じ役を入れ替わり演じてるわけですが、なんかヒースレジャーひとりがやるよりは華やかにはなったような。心理的な重さがまったくないと言っていいくらい画ヅラのおもしろさ重視のコミカル風刺的映画なのでかえってよかったんじゃないすかね。ファンタジー異世界のCG描写に関してはなんかガハハ親父がテキトーな指示だして確認もせず上梓したとゆうか、日曜大工的な大雑把なものに思える…。ファンタジーで売ってる監督さんの撮る異世界って造形上のどうでもいい点にものすごいこだわりを注いでたり、そうじゃなくても独自の雰囲気や色気があってそのたたずまいをみてるだけでも快感なものですが、どうもギリアムの今作の異世界描写にはそういう官能が感じられない。まるでCGな質感も風刺的な効果を狙ってのことだとは思うけど、なんかペラくて味わいがなさすぎる。ただしあの移動式の古びた見世物舞台はちょっと趣があった。ああいう手触り感でCGのとこもできなかったのかなあ。ローズインライドランドのビジュアルはちゃんとそのテのノリだったのに。あと配役はなかなかよかったかな。リリーコールっつーひとは人外レベルの童顔にすらりと長い手足がついてる風体で、ちょっとクリーチャー的な味わいをもってるヒトですな。なにしろ生身の奇形の迫力の前にはCGは色褪せる。奇形を動かすなら取り巻くモノも同じく実物でないとどうも嘘っぽさが全面に出てしまう。
パーフェクトゲッタウェイはハリソンフォードの逃亡者を撮った監督さん作で、新婚旅行でハワイの奥地探検にきたカッポーが、男女2人組の殺人鬼が同じ場所に潜んでるというニュースに怯えながらもめげずに奥地探検する話。その場所は観光スポットなのでけっこう人はいるんですけど、やはりカッポーが多いので出会うたびにすわ殺人鬼!とビクつく展開なわけです。奥地案内人も男女2人なんですけど、サバイバル的な技術がやけに長けてるわ会話内容が壮絶だわで逃げ出したくなるもすこしずつ信頼できるようになっていった矢先…みたいな話。なんかこう食う側と食われる側のネタちらつかせとか作り込みとかがうまい。会話内容もあとから考えるとけっこうスリリングかも。後半はポンニの観光地サスペンス劇場よろしく絶景ポイントごとに殺し合いになります。たまに大写しになる切り立った谷状の崖はちょっと死の島みたいなビジュアルですね。
新文芸坐のは名作といわれてるモノをみとくかーとみた。でもおフレンチ映画なのでガッツリねた。フレンチ映画みるたんびに思うんですけど、会話がかみあってなくないですか。地下メロは現金に身体を張れをのんびりさしたふうな話で、恐るべき子供たちはこどもっつーか大学生くらいのわがままな姉弟の奔放な生活を中心に展開してくコクトー原作映画とのことで、ケンカばっかしてるわりにいざ弟と女友達が両想いとなるやジェラシって双方に嘘吹き込んでぶちこわしにしたりとツンデレっぷりを発揮するお姉さんの話でした。ちいさな悪の華のがぜんぜんこわい子だったな。「万引きする物は役に立たないものでなければならない」とかいいトシこいて机の引き出しのなかにガラクタつめこんでる内面と外見のギャップ的なところとかは微妙にシュルレアリスム臭がした。

ところで錦糸町トゥーホはつくりこそ最新設備なわりにトイレットペーパーが予備すらマジ置いてなくて、持参のテッシュがなければあやうくしぬところでした。シネコンのトイレで紙がなかったのってはじめてだよ。それをカウンターにいたねーちゃんに言ったら「以降気をつけますー」とか業務口調まるだしでメンドクセーこと言ってくんじゃねえよアァ?といわんばかりの不機嫌顔で答えた上、どこかに伝えようとも置きに行こうともせず立ち尽くして何もする様子がなかったので、いますぐ置きに行ったほうがいいですから、て言ったらようやくかったるそうに動いてやんの。錦糸町トゥーホのまわりって5メートルぽっちしかないような横断歩道に2人も警備員が張ってて何人たりとも信号無視しないようにしてたり、敷地内にちょっとでも自転車が乗り入れると張ってる警備員が急いで走って来て押しのけたりするような厳重警備が敷かれてるんですけど、そのわりにトイレはほったらかしなんすね。外側だけが大事なのか。おかしなやつだな錦糸町トゥーホ。その点楽天地シネマズは適度にちいさくて気配りきいててむかしながらでかかってる映画も最高です!錦糸町で映画みるなら楽天地シネマズ錦糸町でね!駅からも近いし!