カネがどうこうじゃなく内輪で文句もいえない独裁体制がヤだって話なんじゃね>おざわの人の辞任求める世論

ドリスキタ!!室内整理ででたブツをちょっと新たなとこへ送ってみようとここへ送ったんですが、距離と重量の関係で送料がけっこうな額になってしまって家の人から白い目でみられてたんですけど、おかげさまで送料の10倍で買い取っていただくことになりヒャッハー!アレもコレも買ってやるうぅぅう!!!よかったー地元に売らなくて。以前にたようなラインナップの買取を某Nさんに送ったら今回の半額以下で叩かれましたもんね。ドリスさんはHPに記載してあるとうり、マジ1冊ずつていねいにみておられるもようで誠実査定に偽りなし。単においらのもってたもんとドリスさんの商品傾向(サブカルからアートまで)がピッタシだったってのがおもな理由だとは思うんですけど、今後もおそらくお世話になる予定マンマン。なんつーかこう所持品がたかく評価されるとまるで人生を肯定されたかのようなえもいわれぬきもちになりますなぁ。評価額きいた瞬間生きててよかった…!とかじーんとしましたし。リアルブツにはこういうカタルシスを味わえる瞬間があるけど、電子書籍にはこのたのしみはないよねー。電子書籍糸冬了(キャー)買ってやるうぅぅう!!とばかりに赤の書をはじめとして手当たり次第にアレコレ検討しましたけど、よくよく考えるとDVD-BOX2〜3箱買ったらもうおしまいなんすよねー…よく宝くじで数億円手にして人生台無しにしたヒトの実話とか流れてて思いますけど、数億とか映画づくりにつっこんだらあっというまになくなる額なんだよな。でかいモノを手にした際にはそうゆう「たいしたことない」目線をたもってたほうがうまくつかえるのやも。でも赤の書はふつうに血眼で買いますけど。まってろユングー!!つーか発売開始の6月まで時間がありすぎてそれまでにべつのモノに金つかっちゃいそうでこわいんですけど。なるたけさっさと売ってくんねーかな。とりあえず漫画買お。

先日放映の駿アニメに関しては児童ポルノだなーという以外ではふくらんだ期待にこたえる方向のモノではなかったのと釈然としない思いがかなりのこった。自然のしくみを完全無視な展開のわりに神話要素とか性的隠喩とか仕掛けをつめこみまくってるという、いつもの宮崎アニメからするとちょっと畸形じみたつくりこみの異世界感から娯楽感より不吉さのが醸し出てるかんじではあった。しかけの多さからお子さんとおとなではちがうモノをみるであろうとは思うし、ちびっこは漠然とこわいとだけ思うだろうなあと思ったら幼い子はそれなりに楽しんでるものらしい(via社員さんち)。作中キャラを隠喩として解釈する上では老人ホームのひとたちとかなぜか舟のおっさんが燃えさしのろうそくをくれる件とかぜんぜんわからん。とりあえず作中でポニョが父親らしき人から呼ばれてた名前北欧神話キャラなのね。宮崎さん北欧神話好きなんだな。つーかブリュンヒルデ検索してたらこんなのでちゃったじゃねーか。ポニョ将来は巨乳か。エロいなポニョ。北欧エロネタついでにこれとか「おわり」がこわい件新作をみるたんびによぎる件とか平山さんのポニョ対談とかのせておきます。
一昨日はサベイランス(えぬ)→フローズンリバー(シネマライズ)→だれのものでもないチェレ(アンジェリカ)で、だれのものでもないチェレは孤児院から給金目当てで引き取られた孤児の金髪の少女がいろんなひどい目にあう作品で、しょっぱなからすっぱだかの金髪少女(マンスジばっちりなんでしゃがむショットとかみてるこっちがヒヤヒヤする)が草原で牛を追う→いやらしいおっさんに抱え込まれる(あのシーンてチェレが犯されたってことなのかな?)→帰った農家でそこの子供や大人からひどいめにあわされる、の子供虐待コンボな画ヅラがナチュラルに畳み掛けてきます。さすが宮崎駿せんせいの映画館はひと味ちがうぜ。服さえ与えられない奴隷同然の生活がひとむかし前までは孤児にとってあたりまえだったんですかね…。チェレが労働をするにもどこへいくにも基本まっぱだかで行動してるありさま自体がなんともシュールで、これをみるだけでも価値ありですよ。このチェレを演じてる子が体つきは幼いから中性的で当たり前だけど、顔つきまでが女とも男とも判別のつかないすごく中性的な風貌で、天使っぽさをたたえています。「純粋無垢な天使が次々とひどい目にあわされる」という見世物としては非常に正しいつくりをしているうえでチェレ役の子を得たのだから鬼に金棒です。最初に引き取られた農場でのつらい仕打ちがいやになって、牛といっしょにずんずん歩いてったとこでまた孤児院に引き取られて、一瞬すごく優しそうな夫婦に引き取ってもらえそうになるんですけど、結局みるからにひどい性格の農家の女性にもぎとられるように引き取られていった挙句、ラストのひどくみじめなクリスマスシーンになるわけです。孤児院のシーンはたくさんの孤児をおとなたちが品定めしてまわってるという、奴隷売買の市場にしかみえないありさまでひどいですし、チェレも孤児慣れしてるせいか、やさしそうなおとなを前にすると引き取ってもらいたさに巧みに色目をつかって取り入ろうとしてて、生き抜いていくためとはいえ娼婦じみた行動が身に染み付いてしまってるふうなのが痛々しかった。さいごに引き取られる農場にいるおばさんがまたひどくて、チェレと庭師のおじいさんが町のだれかと話してるところをみてアタシの悪口をいってたのねー!とばかりにチェレに暴行をくわえた挙句、元気になる飲み物よ、とかいって庭師のじいさんに毒盛ってブッ殺したりと被害妄想にとらわれてるヒステリックなこわいひとで、チェレ逃げてー!と思わずにいれません。チェレはひとりごとでもだれかに聞かれたときでも「森で家をつくっているお母さんがいつか迎えに来てくれるの」っていうんですけど、これがどの程度真実なのかよくわからないところも痛々しいを3割増させてました。あとチェレがいるところにはつねに牛がいて(農家なので寝床は納屋だし働く時はつねにそばにいる)、鳴きっぷりがなんかすごい。ンモオオオッー!てすごい声。なにしろこれ以上ない道徳映画です。鑑賞者の道徳感刺激するにはひどい物事が平穏を破壊する描写をどれだけリアルに描けるかが勝負なんですよね。

サベイランスはリンチの娘さん映画つーことで、ツインピークスふうに不穏すぎるキャラの濃密オンパレードin限定空間っぷりはリンチの血を感じずにいれません。いかにもリンチの撮影方法をまぢかでみてたひとって感じの映像です。リンチならそこで脳内空間に入ってシュルレアリスム的画ヅラにしてしまうものですが、娘さんはそうゆうことを目的としてない至極まっとうな映画監督さんなので話としてもごく一般的なサスペンス展開で、今作はパーフェクトゲッタウェイと同じたぐいの悪者カッポー映画でした。最近悪者カッポー展開多いな。ビッチな目撃者のヒトが同族的ニオイを嗅ぎ付けるふうな伏線とかおもしろかった。しかし目撃者消すためとはいえ手間かけすぎなのでは>サベイランスの悪者カッポー。

フローズンリバーはなんか旦那に大金持ち逃げされた子持ちのおばさんが不法入国ビジネスで生活立て直しをはかる話。もうちょっとで家が買える!てときに雲行きがあやしくなって、よせばいいのに欲かきすぎてひどい目にあうという。もうちょっとがんばれば…!てときにかぎって子供が家の生活線をだめにしかかったり、親が生活にこまってるのをみてよかれとばかりにかるく犯罪をしでかしかかったりと、子供なりにいっしょうけんめいなんですが、技術がついていかずにもっとたいへんなことになっちゃう風景とか、家族生活のせつなさがちょっと描かれてました。結末としては地元のヒトビトのあたたかな目を背景にちょっとお灸をすえる程度のアレで、地獄めぐり的な描写が売りのアレではありません。「欲かきすぎない程度に犯罪して底辺生活から這い上がりなさい」的な啓蒙映画ってことなの?

そういえば先週は真文芸坐エクソシスト燃えよドラゴン2本だてをみてましたが、名作はいつ何回みてもあたらしいなーと感心しきりでした。特にエクソシストみて最近の超常現象モノはスリラー演出をないがしろにしすぎなことがひしひしと感じられました。逆四つん這いで階段おりてくるとこは何度見てもギョッとなるし(都市伝説にでるキャラ的な画ヅラだからですかね)、あと娘が暴言吐くようになった原因をみつけるための医療検査が痛そうすぎてたまらない。30〜40年前はいちいち血液とか髄液とか抜いたりしないと精密検査できなかったんですかね?あの首もとに太い針を刺して血がピューッとでるとことか、いろいろされて苦しむ幼い娘さんの周囲を巨大な医療器具がブンブンまわるとことか、かなり生理的にウッとくる圧迫感演出の畳み掛け具合がすばらしい。観客心情追いつめさしたらフリードキンの右にでるものはないな。ハンテッド(すきですけど)みたいなおとな同士のサスペンスよりも、小さい子をいじめ抜く的なほうがより光るのかもしらん。エコールの恐怖版みたいのつくらせたらどうか。なんというか医療行為とはいえ小さい子供を切り刻む的な画ヅラって、生理的感覚だけじゃなく道徳感も同時に逆撫でされるんですよね。何度検査してもわからずじまいの医者がたびたび口にする「脳に原因が」「脳のせいです」みたいに脳にすべてなすりつける言動もモギがよぎってイライラに火を注ぐし。脳が悪いセリフのあとに「じゃあ取っちゃいましょうか」とか言う場面があって「の…脳を?!」と思った。ラストのカラス神父の身を挺しての祓いはエミリーローズと同じく地獄につれてく正攻法で。エミリーローズでも取り憑いた悪魔が自分の名前として有名どころ列挙しますけど、そのテの大物悪霊って大昔から何度も地獄送りにされてるはずなのに地獄のどっかから漏れてきちゃうんですかね。あくまついでに悪魔解説頁(←「とり憑いた人間から出る契約書」おもしろい)だの悪魔対談本だのエクソシスト刑事(ここ経由)だのクロウリーさん読経CDだのでてきちゃったのでのせておきます。とりつく悪魔ってぶざまなのが多いので、そろそろゴッドアーミーにでるふうにかっちょいい悪魔がリアルにでてきてバチカンエクソシストと戦うところを生中継でみせてくれればいいのに。あーでもいまの法王は闇属性だからべつに戦わないか。