去年公開された映画の個人的なベスト１０のなかにはいれなかったけど、実はかなりスキだったりするコスナーのサイコパスものと汚れたおとな図鑑と大英帝国実録モノの３本がそろそろ発売なんでのせときます。特にコスナーのはサイコパスの心模様がつぶさにわかりやすーく描かれていて…デクスター発売秒読み期間だけにブルックスの良さを脳内でめぐらせてるだけでもう日頃から奥底に渦巻いてるサイコパス映画＆俳優の特集HPをつくりたい願望がついドロッとこぼれ出てしまいそうですよ…!!つくったら最後サイコパス映画をかたっぱしからみることになってしまう上演じた俳優についても寝掘り葉掘りしてしまうじゃねーか(嬉)手っ取り早い方法としてはシーソーの３日記削除要請を即のんでアッチでそういう趣旨のをやるがガチなんでしょうけど。とりあえず読者さんからの再開要望もビタ１文ねーししばらくは静観しておきます。もともと来客数自体少なかったしな。ぜんたい理由なくすんなり削除命令にしたがうのもシーソー法務部をつけあがらせそうでヤなんだよなあ。
消せバカ騒動ついでといっちゃなんですが、昨日の朝日新聞の夕刊のコラムみたいなもので田崎真也さんが地方産の地酒みたいなものはその土地ならではの食べ物といっしょに食ったり飲んだりしてはじめてその酒の良さとか味わいとかがわかるものであって、酒だけ取り寄せてのんだりしたらその酒の持ち味であるものが「悪い部分」としてしか認識されず不当評価されてしまう場合が多いんで、要するにうまいものはその土地いってのんで食わなきゃわからんに決まってるという話を書いてたんですが、そういえばビールも最近では発泡酒だのなんだのあるし、食用油も悪玉菌がわかないとかいうものになってるし、でも元のものがあらかじめ持っていた要素を「健康に悪いから」とかいって抜き取ったりなくしたりすると当たり前だけどおいしさがなくなったりするんですよねえ。ビールとかもさ、結局昔からある手を加えてないアレがいちばんおいしいし。そもそもどんなものでもいい面と悪い面があるのはあたりまえのことで、その証拠にどれでも度を超さなければフツーに摂取してだいじょぶなのに、本来的な諸悪の根源である「健康を害するほどドカ食いすること」のほうは糾弾せずになぜか物の要素のひとつである「悪い面」だけを過剰にとりあげて悪者扱いして排除しようとするんですよね。それは問題のすりかえにほかならないんですけど、テレビやなんかでこのすりかえが社会正義かのように声高にしょっちゅう叫ばれてるとそれが刷り込まれちゃうんですな。あんたがデブったのは「ビールのプリン体」のせいじゃなく、デブるほど飲むあんた自身の過ぎた欲望のせいだよ。こういう問題のすりかえってモンスター親とかピロリ菌をなくしすぎるとガンになる件(関係ないですが薬を水なしでのんだりすると食道への刺激が強すぎてよくないらしいすね)とかとなにげに同じニオイですな。
たべものの悪い面を消し去るとおいしさがなくなる件じゃないけど、儲け権利でがんじがらめなテレビでは不可能な、グレーゾーンのギリギリさこそがネッツ上の本来的なおもしろさで持ち味なのに、それを消し去るのがまるで正義かのように平然と潰してくるあたりからして、ネッツ上で商売してるブログ運営会社の人たちとかはネッツのキモ部分の大事さをいまいちよくわかってないような気もする。アマゾンの判断基準が超あいまいな件しかり。誰かの権利を侵害しろといってるんじゃなく、人がわざわざネッツになんでみにくるかってほかのメディアではできないことをするために集まってきてるわけで、権利権利でがんじがらめにしてほかのメディアと同じようなことしかできなくなったら終わりでしょ。「権利が」とか「違反だから」とか言って潰すのはすごい簡単だけど、でもそれはほかの業界で当たり前になってることで、その当たり前が覆されることが持ち味で面白さであるネッツではほかの業界の当たり前をもちこんで常識化しすぎちゃいけないと思う。なにしろ特性をたやすく潰すようなことはネッツではできるかぎり常識化してほしくない。潰したり消したりはいつでもできるだけに、ネッツではグレーゾーンギリギリの面白さを保つことこそがおもしろさの礎なんだと思う。なるたけおもしろさを削らなようにするネッツに於ける言論の自由法みたいなものをつくるべきなんじゃないかね。シーソーとの消せバカ事件もさ、どっかから抜粋した字のものに関してはネッツでは自由にのせていいけどそれで商売はしてはならない、みたいな法があれば自由にできるしな。もちろん本まるまる１冊全部とかはだめに決まってるけど。こうやって面白さとヤバい部分が組み合わさってるもんでも全部なくす前にやりようでどうとでもなる気がするけど。ネッツ会社の人はなんかあるごとにすぐ無くせ！ていちいち従来の考えにしか頼らなくて意外と古くさいよね。
