ビッグ○ーのと貴族くずれの女盗賊の話がおもしれかった 


臨時収入があったんでここぞとばかりに安永航一郎の同人誌を1万円分買ってみた。い、いつものあの絵のまんまのテンション&クオリティでエロいことしてたりしてるー!ていうかアニパロ本なのにどのキャラも完全に安永先生の持ちキャラになってるすぎるし。なんか…最近商業誌とかの安永さんのノリがちょっとアレぎみだったんで心配してたとですけど裏社会では超いつもどうりだったんだ!安心した!!同人誌って原作描いてる当人が手がけるとイマイチなことが多い(むしろ原作絵の完コピできる素人さんが描いたほうが同人読者の見たいものを心得てるがゆえにめちゃめちゃ面白かったりする)んですけど、こと安永さんに関しては安永さん本人に描かせるがガチなんだなあ。もう骨の髄から生まれついての同人作家なんだなー(赤)見直した!!商業誌でもあの調子でいけばいいのに。しかし安永さんに関してはむかしから絵柄が変わってない点すごく安心してたのしめますが、数十年漫画描いてて絵が変わってないっつーのってたやすげに見えて実はものすごい偉業だと思う。「毎朝納豆ごはん欠かさない」と同じで一見チョロいふうにみえますが、それを「数十年間1日たりとも欠かさない」となるとものすげーアレだろ?あの人85になっても今と同じことやってんですかねえ…なんにしろ10年後にまた1万円分買い込むので今後もそう線でお願いしますが、とにかくなんかもう漫画の偉い人はそうやって数十年のあいだ絵柄を変えることなく漫画をカキ続けてる人に皆勤賞みたいなやたらにほめちぎる系のをあげるべきだと思う。数十年絵が変わらない状態で漫画家でいられるってすごいと思うよマジで。絵の変化といえば安永さん本と共にこれこれ(こんなスレもあるよ)もためしに買ってみましたけど、桂正和のエロ漫画と同様にふつうの漫画家にエロ漫画を描かしてもさしてエロいものにはならないんだよな。桂も萩原も連載中にふつうの漫画のなかにエロをさしはさんで描くぶんにはなんかやたらエロさが輝いてるんですけど、じゃあそのテンションで全編エロ描いたらすごいエロくなるかというとそれとこれとはまた別というか、「どう描けばエロさが炸裂するか」というエロ漫画ならではの描写に於ける微妙な勘所を一般漫画を長く描いてきた人はよくしらないみたいで、よんでるこっちがやきもきするほどエロ描写に絶対必要なツボどころ描写をいまいち描ききれてないんだよなー。あと絵柄が当初のものからやたらに変化しすぎるのも読者的には萎えるし。萩原一至の絵柄変遷のヒドさはネッツでもひんぱんに取りざたされます(下記『』内はここから抜粋)けど、萩原さんはなんか…他人の描くものの良さばかり追いかけすぎで、自分が本来持っている良さの開発を怠りすぎててああいう「裸こそ描いてるのに描線のエロスが皆無」みたいなひどい状態になってるんじゃないんですかね(リンクしたエロ同人誌に関しても、主人公が鬼畜的キャラなのが売りなわりにセックスに関しては鬼畜ファックでもなんでもない上ゴタクたれすぎでウルセー男なのも色気はおろか魅力皆無でツマンネ。エロ漫画のエロ文法をしらなさすぎ)。10巻前後くらいのまだ描くことに対してストイックさがあったころの絵柄が孕んでいた色気は素晴らしかったのに。桂正和はそのへんを知ってか知らずか当初から持ってる良さをじわじわと洗練させてく方向で展開してるんで、読者が不快感を抱くほどの変質は全然してないぶん客づきも極端に減ったりはしてないのでは。人気が出ないからより魅力的に絵柄を変化させようっていうのはわかるんですけど、その絵柄でじゅうぶん売れてる人が自分の好きにしたいからっていう理由だけでどんどん変質させてしまうと、自分さえ良ければ的な惰性に流されきって魅力の定まらない洗練からかけ離れた絵柄になってしまってすごいもったいないんだよなあ。なんか…漫画屋の人ってスゲー簡単に絵柄を変えてしまう人がけっこういるみたいですけど、それは客商売的に言うと店に置いてる品物をいっぺんに全部変えるくらいヤバい賭けだと思うので、すぐに描けるからといってなんでもかんでもやっちゃう前によくよく検討してからしたほうがたぶんいいと思います。自分の好きなように手法を変えて客を悦ばせられるのはピカソレベルのゲージツ家くらいで、読者たのしませてナンボの漫画家の人がやるとプロ意識を放棄してるふうにしかみえねーんだよなー。とか書きましたが、先のリンクのとこからして現在の漫画誌的にはそうでもないらしい件を下記に少抜粋しておきます。

1015ハ 学名ナナシ ハ:2009年05月02日 18:13 ハid:OXMHc9ww0
言ってしまうと大暮と同類の「このシーンが描きたいから描くんだよ!」な似非漫画家。
絵のレベルは高いが話を全く作れない。こういうのに原作を付けなかった集英社の負け。
 
 1042ハ 学名ナナシ ハ:2009年05月02日 20:27 ハid:OXMHc9ww0
途中からいきなり天使だの悪魔だの恥ずかしげも無く正面に持ってくるのは
平井和正の時代で終わったのだよ・・・
 
 1043ハ 学名ナナシ ハ:2009年05月02日 20:48 ハid:iYHsCxjj0
神やら悪魔やら出し始めるとワケ判らなくなるって永井と石川が言ってた
 
 1057ハ 学名ナナシ ハ:2009年05月02日 22:57 ハid:OXMHc9ww0
冨樫・大暮・萩原には今プロ漫画家を名乗る資格は無いが
それでも切らない集英社。金って怖いな。
 
 1078ハ 学名ナナシ ハ:2009年05月03日 08:52 ハID:3mK5ZZNL0
集英社が作者を切れないと言ってる奴がいるが、切りたくないから切らないんだよ
何で切る必要があるんだ?
売れるんだから売るに決まってるだろ
集英社は漫画ファンの慈善事業じゃないんだぞ
金稼ぐために漫画を出すんだ
金が目的で漫画は手段なんだって事にいい加減気付けよ

売れる=需要があるって事なんだ
売るのが正しい
重要なのはファンの数であって、アンチの数なんてどうでもいいんだ
ファンは漫画を買うプラスの存在
アンチは漫画を買わないゼロの存在
アンチはマイナスじゃないんだから無視出来るんだよ』