ふつうに日記スルーしそうだった

 

オバマさんて異人種に対して差別的な白人さんと同じ考えかたするんですね。差別や偏見について熟知してる人とばかり思ってたのに。まあそういう一方的なイメージも偏見のうちか。増え続けている生き物を独自の文化にしたがって捕ることがどうしてそんなに悪いのか、ちいさい子供にもよくわかるように説明してもらいたいものですな。いつもどうりに「遠い国の黄色人種は理解できない下衆な生き物だから俺らの考えを叩き込んでやらなきゃならん」ていう暴力的な本音はおくびにも出さず、さも美談のような説明(正義の欧米人が悪の黄色人種更正してやって世界を平和に、的な)になるんだろうけどね。なにしろ今回のクジラとりやめろ忠告はオバマさんが偉い白人さんたちに尻尾を振ってるということなんでしょうかね。結局白人さんに逆らえないんだねー。エロ創作物規制しまくってレイプ被害がうなぎのぼりみたいな役立たずの法案を平然と成立させて被害者でてもしらんぷりしてるような白人さんたちの手先になってうれしいのかねえ。チェンジってクチだけじゃん。異人種踏みつけは続行するぞって意味も含んでたってことなんですかね。あんまりオバマさん批判すると走ってる車の窓から銃撃されそうでこわいのでこのへんにしておきます。

ところで上記画像はこれこれのです。安永航一郎がなにひとつ変わってねーすぎ!!とかはあとで触れますが、へうげもの最新刊は利休の腹切りエピソードなんですけど、漫画家さんがこの題材を扱う際になにげに踏襲してるポイント(「周囲はおろか秀吉自身も切腹させたくなかった」「利休がほんとは腕っぷしがものすごい」)が同じな場合が多いような気もする。実写(映画・ドラマ)のではなんか利休の賢さに秀吉が恐れをなして、みたいな設定が多かった気がしますが、秀吉はそんな小さいアレで切腹は命じないんではー(殺すには惜しすぎる才能の人だったろうし)と思うんでちょっと説得力に欠ける気も。へうげものの利休切腹エピソードはそこらへんの政治的事情や各方面の心模様をつぶさに描いてるから妙なリアリティがあるし、腹を切る茶室までの道のりで、なんだその格好は!と怒って向かってくる侍を上半身をむきだしにして無表情のままぶん殴りながら進んでいくとことかの仕掛けはちょっと爽快です。それまでに美術方面にだけ注いでた狂気や熱情がケンカのほうで具現化したふうな描写でスゲーよかった。暴力性がないとまわりとちがうことなんかできねーもんね。切腹のさなかでも相手を最上級にもてなすことをまったく忘れない、髄からアーチストっぷりを発揮しつつ首を落とされる利休の死にざま描写はまったく見事です。客をもてなすということからまったくブレないプロの死だった。ものの形をひとつ変えるにも命がかかる壮絶な時代にふさわしいゴージャスな死です。利休の死後は当然主人公の織部さんが茶頭をまかされるわけですが、なんというか自発的(もの好き・酔狂)に掘り下げる芸術好きではなく、今で言うと会社から命令されてしかたなくやるしかなくなってしまう(=仕事)ことに対する寂しさみたいなものも描かれてて巧みです。利休切腹命を受けた際にも武人か一般人か選択を迫られるんですが、そこで「宮仕えだからこそ道楽をできる自分」(要するに美術のみで独立できるほど審美眼や技術や財力がない)にいやというほど向き合わされてしまう描写もあって、やっぱへうげものは企業漫画に思えてならない。会社からの命令ともののおもしろさ(=ひいてはカネやモノでは買えない人情)との板挟みになってる中間管理職リーマンを描いたふうな。でも会社の命令に従ってるだけの人を怨んじゃいかんぜ。そういえば人質になってる朝鮮の王子がペ似すぎましたが、へうげもの中のキャラはときどきあれこのキャラって具志堅用高?的に実在のだれかにクリソツなときが多々ありますが、「このキャラ=誰それ(に激似)」みたいな表をつくる猛者はいらっしゃらないのでしょうか。あとへうげものは各表題が主人公みたいにひょうきんなものが多くて、すげーシリアスな回でもつまんねーオヤジギャグっぽい題がついてたりするのがなんか妙な味わいがあります。
ところで安永先生の初々しい作品についてですが、ほかの漫画家さんは「過去の自分の作品引き合いに出す+対談+その作品がめちゃくちゃ好きだった現役漫画家」をまじめにやってるのに、安永先生さんのピチピチ漫画だけ縮刷版てざけんなよ!セリフつぶれてよくわかんねーし!!対談はねーし!!なんでそう恥ずかしがりやさんめ!!(あんまり言えませんけど)そんなに隠したいごりっぱなモノがあるのか!!掲載雑誌に関しては表紙めくるといきなりるみこさんご尊顔がでてきてワーと思います。だれかにものすごい似てる気がしますがだれだかわかりません。