映画自体が納得いかんかったから腹話術の人形みたいな態度してたのかな?>デンゼルW

しぶとい(克つそこそこ長い)のを出しきるといっぱしの仕事を成し遂げた気になる。そこらへんからするとついったって1時間おきにうさぎうんこを1コずつ出せっていうアレなんでしょ。すごいまどろっこしい。それだけに特化すんならまだしもけっこうな親玉を追い出したあとでも変わらず1時間おきにうさぎうんこって気が休まらねぇことこのうえない。うんこも追いつかないし。実践してる人どうなってんの。そんなにだせない。色んな人のを四六時中みてるってのもマメすぎるし。めんどくさすぎる。どうなってんの最近の体って。ハラへったときにガッツリ食うんじゃなくて、サイコロステーキを1時間に1コずつ食うを延々と続けるんだよ。オナニーも1度に30ccとかじゃなくて1時間に0.3ccとかずつえんえんと。

昨日はグッドバッドウィアード(しね)→ナイトミュージアム2(スバル座)→サブウェイ123(日劇)→ウルバリン(日劇)。ナイトミュージアムは現代美術作品が動くとこがみたかったんで行った。封切りからけっこう時間経ってんのに大入りでしたよ。人気あるなステイラー。とりあえず夜の間だけハリボテが実体化するとゆうお話で、前作みてないんでよくわからんのですが、前作で博物館の警備員だった主人公が発明品でひと山あてたらしくてウハウハなんですけど、ひさびさに昔勤めてた博物館きてみたら実体化時になじみになった展示品たちがスミソニアンの倉庫にしまわれちゃうことを知ってあたふたするみたいな話。大昔のエジプトの悪い人だのナポレオンだの偉人のハリボテが実体化するわけですが、劇中では当人が甦ったかのように描かれてるものの、元がハリボテらしくほぼ全員がかなりバカっぽくて、特に「突撃してから考える」を実践するようなバカを極める方向のカスター将軍とかでてきてかなりうるさい展開に。移ってきたとこでは宇宙関連の展示だの大ダコだのでてきますが、あまり大々的な破壊行為もなくステイラーに諌められておとなしくさせられます。ロケットとか飛ばさしちゃえばいいのに。あと若いアルカポネ(白黒)はせっかく丸マシンガン持ってんだから外でて銀行のひとつも襲ってくればいいのになあ。おとなしくエジプト王の命令なんか聞いちゃってさ。なんか実体化も博物館内でおとなしくするが前提なんで、本来的に暴力的なもんが本質をだせずに終始ヤワい狂言回しでしかなくてがっかりした。もっと街を荒らすとか死者が出ちゃうとかのガチのファンタジー画ヅラを実現してみせてくれよ。体のいい制限なんか現実で飽き飽きなんだよ。ちょこっと映る現代美術コーナーではリキテンスタインのが動いてたりこの絵の鋤奪ったりこの写真のなかに入り込んだりしてましたけど、ホッパー画の店主さんが臨戦態勢になるやつがちょっとツボった。あそうそう、あと実体化してるとはいえステイラーがハリボテとマジ恋愛したり、ウハウハ状態のものをなんの躊躇もなく手放すオチがちょっと唐突すぎる感じがした。それをふんぎるにはかなりしっかりした心理描写がないと…みたいな展開を何の抵抗もなく脚本どうりにやっつけといたぜやれやれ。みたいなリアリティのない撮り方してるとこからして、監督さんはガキ向けの素材だからと片手間でかたづける系の人なもよう。子供むけのものほど本性がでてしまうものですね。だってものすごいうまくいってる会社をハリボテのために捨てるに至る心理的リアリティ描写がぜんぜんないだもん。マジのおとなはあんなんじゃねーだろ。恋したハリボテとソックリな女がでてくるのも脈絡なさすぎるし。そこはふつうに子孫設定のほうがむしろ自然だよ。ガキのもんだからってご都合展開で済ますなよ。こういう片手間が積み重なるとファンタジーは成り立たなくなっちゃうんだよ。ちゃんとつくればどのジャンルだろうと名作になるのに。そもそもファンタジージャンルを「子供向け」とか「家族向け」って限定しがちなのがもうおかしい気もする。ファンタジーって破壊と血にまみれたもんだよな。妖精なんか凶暴でおそろしいものだし。悪魔的なちからをもったものが博物館内のものをすこしも壊さず1歩も外へ出ないようなママのお説教に支配されたものをファンタジーとか呼びたくない。それは全部「おとなの都合の押しつけ」でファンタジーじゃないです。こども映画のこと書くたんびに毎回この結論になってる気がする。それに気づかない自称アーチストがすげえ多いんだもん。ターセムとか。
サブウェイ123はキレると何をしでかすかわからない系テンション高め犯罪者のトラボルタが、おとなしい電車男のデンゼルWとお話しつつまんまと大金をせしめようとがんばる話。デンゼルWのキャラクタ上の性質と立場からしてラストの「銃もって犯罪者を追いかける」をする意味がさっぱりわからず。職場を派手に荒らされたことへの義憤や矜持からとしても銃突きつけて追いつめるまでの理由がどう考えてもないし。トラボルタ悪のほうにも悪を行う深い理由がさしてなさげだし。あと監督が監督なんでしかたないですけど、ヘリが飛ぶ画ヅラとかをいちいちぶらしたりスローモーする効果がぜんぜん活きてなくてセガール映画ばりにガッカリするのでやめてください。
グッドバッドウィアードはソンガンホ映画でそこはちょっとよかったです。ソンガンホとかチェイサーの粗暴な主人公とかすきです。これもけっこう混んでましたけど、なんかビョンホン目当てのおばさん連中てことらしい。でもいいかげん中学生じゃないんだし、ビョンホンの前髪垂らしはもうそろそろちょっとどうかな。
ウルバリンは鬼畜な兄をもった弟の苦悩と超合金性の骨格がほしくなる映画。ヒュージャックマンの足の長さがたんのうできます。