共に生きるということ

説得できなかった。実家でも会社でもおいらより年上の人は全員慎太郎票だった。これが現時点での日本の「大多数」の考えなのだろう。おいらは石原慎太郎以外の立候補者に票をいれたけれども、それは本来的な「投票」ではない―票を投じた相手を支持しているわけではなくあくまで「石原慎太郎都知事でいてもらいたくない」ことを表明するためのもので、そこは歯がゆかった。石原慎太郎以外で信頼に足る立候補者がいれば支持したかったけれども、いなかった。そういう意味でも空虚な投票ではあった。

以下おもな立候補者への雑感。
…手にしているポジションよりも上の座をチラつかされるたんびにヨダレを流して着手中のものを平気でほうり出す欲深さがみえてしまう。どんなに宮崎や都民が大事だと言ってもこれまでの言動でその言葉が真実でないことがまるだしだよ。本当に大事だったら1〜2年ぽっちで放り出したりしない
ワタミ…DV依存させる社員教育を都民にも平然と施しそうな軽薄さが漂っていて怖い
共産党…リーダーとしての人海戦術ができるのかなという不安。党の思想を優先するあまりに清濁合わせ飲む事を頭ごなしに拒否して政治そのものをなし崩しにされても困る
慎太郎…少数者を踏みにじる差別言動を支持者がそのままマネる。こいつのいう「古き良き」世界観が実現すると気に入らない作家を獄死させるのが正義なんてものになりかねない

「左翼」といわれる思想から出た人は「采配を揮う」とか人を動かすことについてどう思っているんだろうか。もしもそういうこと自体を嫌悪しているようなら国民生活を守ることができないも同義だね。指揮系統がこんがらがって自分の思うように筋道たてられないでいる時点で陣頭指揮を失敗してるんだよ。同じ思想持ち同士でぬるま湯に浸かってるときはよくても、真逆の考えを持ってる同僚をどう動かすかとか、ちいさい組織でもいいから異質な存在が周囲にいる箇所をやりくりしてみてほしい。首相の座を狙って政治の世界にきたはずなのに、いざ首相の座につくとなにもできなくてオタオタしてる無能な坊ちゃんをみるのはいいかげん飽きたよ。首相になった人が手放しで喜んでたりするけど、無能な首相という汚名で歴史に名を刻んでしまうかもしれない恐ろしさとか考えたことがないんだろうか。
石原慎太郎を支持してるひとへ、あなたは石原慎太郎の差別思想を助長してるんですよ。新たな世代を拒否し、他国から失笑をかうような時代錯誤の差別言動をする人間が都政を司るという恥を背負うのはもうこりごりです。