割高なことにさして理由が(というか選択肢が)ない時代だったのか>昭和。

ふーん。タッチといいやさしい男だったのかな。ホッパーを場末の暖かみでもみくちゃにしたカンジっつーか。なんとなしにジャックタチの映像的な風味な気もするし。アーチストってむこうの小説を理解する際にもわりと必要だったりすんだな。この絵本の挿絵家って時代的にマーシュの系列なのね。存在だけはなんか人気あるっぽいつー部分で知ってましたけど、ちいさいころも今もなぜかまったく食指が動かないんだよなー。ちょっと図書館でよんでみるかなくらいの気はありますけども。雰囲気的にはおハイソ系なニオイがふんぷんでなあ。そんなこともないのかな。そういえばつい先ほどルノアール処女を喪失したばかりであちこち敏感になってるんですけど、それというのも以前の関係者からどういう理由だかしりませんがルノアールだけは入ったらいけないとかされてたもんで、でも会社の近所にあるところが前から微妙に気になってたんで本日はいっちゃいけない店なんかあるかよバーと思いつつ突入したわけです(要するに店入ったくらいで影響がでる程度の美的感覚だったんですかねえ[嘲)。思ってたとうりのすんげえ昭和の高級喫茶。いまある多様なコーヒー店のようなずば抜けた取り揃えや味わいがあるわけでもないごくごくフッツーのサ店にあるブツしかないのに平然と割高なメニュー。殺風景な店内に流れるなんか気取ったクラシック音楽。ふっかふかで沈みすぎる椅子。で店名どうりに壁には印象派な絵のレプリカが飾られてるわけですけども、印象派の絵って描かれてるのが穏やかな日常の一場面が多いだけにいきなりそれだけみせられてもつまんないに決まってて、それまでのアーチストたちの新たな価値観を打ち出すための格闘がみどころというか主流に対する反抗のくりかえしで新しい価値観や手法が生まれてきた流れのなかでの当時の最先端(異端)がこれだったという意味でおもしれーんだと思うんですけど。創業者の人はどう捉えて店名と絵を選んだのかしりませんが。そういうの知るまではおいらも印象派のどこがいいのかさっぱりわかんなかったし。さっぱりわかんなかったしといえば地元なんでこれとか一応ちょこちょこみてますけどさ…正直言ってロシアのブキミ子供ランドのが50倍はおもしろいんですけど。どうして木っ端現代美術家の作品ておもしろくねえのが多いのかね。現実諷刺みたいのが基本なわりに鑑賞者に理解させることさえ拒むような作品とかってつまりセンズリを個性とかいって甘やかす視点を持てってことなの?やだよそんなの。ホーホストラーテン閣下(このオッサンすきすぎる)の精神をすこしは叩き込んどけよ。作り手だったら客を痛めつけるか楽しますかしてくれよなあ。
TWS展示では都市のほっそい街路樹を片っ端から登りたおすシュトゥンフが無茶をする子でちょっとおもしろかったです。あれよく折らずに登れるな。あと戌井昭人・多田玲子の怪人紹介みたいのとかはふつうに本でだしてもいいのでは。いろんな作家のがごっちゃに展示されてるわりに各作品の作者名がついてなくてどれがだれのだかすげえわかりにくいよ。

ところでイーストウッドマゾっぽいほう発売されるんすね。なんかわりとSMの人なのか。