黒いヒトへ

おいらの文章にどこかしら共感を覚えてくださっていた方なのかな。読んでくれただけでもうれしいし、もしも読んだ中で楽しさを感じてくれたのなら、おいらの持つ要素と同じモノがあなたの中にもあるのかな、と思えて、友達になるってのはわりと簡単なことなのかなとも思えてきます。今回、突然おいらの体に入り込んできたあなたの思念はとても大きくて黒いモノでしたが、その強大なちからは素晴らしいですね!様々な努力を重ねたすえに手に入れた尊いちからなのだろうと思います。でも、おそらくそのちからは今以上のものにはなれないでしょう。なぜなら、ちから自体はすばらしいのに、そのちからの大部分が、あなた自身の弱さを隠すために使われてしまっているから、本来発揮できるはずの半分も発揮できていない状態です。直接お会いしたことはないのにこういうことを書くのは不躾だとはわかっています。けれども、あなたの強大なちからをすべて出しきるためには乗り越えなくてはならないことなので、書いておきます。もしも神や仏が人間界で直接手をくだしてしまうときがきたら、それはもう人間を信用していないという証でしょう。人間にまかせてもどうせできはしないだろう、だからもう人間はなにもせずともいい、私たちがすべてやるから、と思われて、人間そっちのけで神や仏がすべて事を進める。それでは人間が地上で生きる意味がなくなってしまいます。おいらの中に入り込んだ黒いヒト、あなたがやったことはそれと同じことです。自分の思い通り(自分に反しないよう)にしたいから、他者を自分の思い通りに操ろうとする。なぜ自分以外の他者を、自分と同じようにしたいのでしょうか。推測ですが、あなたの場合、他者を野放しにしておくと、あなたの中にある「弱み」をみつけてしまう怖れがあるから、あなたは自分以外の者を操らずにはおれないのでしょう。あなたの中の「弱み」から目を逸らさせるために、あなたが共感を持った者、好意を持った者をあなたの支配下に置こうとしたのではないかと思います。あなたの中にある「弱み」がなんなのかはおいらにはわかりません。ただ、あなたが隠し通さなければならないと思い込んでいる「弱み」をすべてさらけだして向き合えるようになると、他者が「あるがまま存在すること」をあなたは許せるようになるのではないかと思う。そのときにはもう隠さなければならない弱みなどあなたには存在しなくなっているでしょうから、あなたの持つ大きなちからもすべて使いこなすことができるようになりますよ。

ちなみにねえ黒いヒト、おいらが日記でやっていた罵倒芸じみた手法を上っ面だけマネて相手を攻撃しつづけたり、相手の書いた文の揚げ足取りばかり大げさに繰り広げたりといった稚拙な文章傾向をみて、おいらも安くみられたもんだな…と呆れましたよ。つーか日記のコメント欄とかでの罵倒調の文は罵倒したくてやってたというより必要にせまられて結果的に罵倒風になったってだけで、罵倒したい目的てのは本末転倒ですよ。あとね、誠実であることに忠実でいたいのならただ事実を並べれば済むことであって「善」や「正義」といった見目よい言葉を散りばめる必要はないはずです。事実を置き去りにして大げさな罵倒で弱みを覆い隠したり、後者のような言葉を多用してしまっている時点でもう誠実からは遠ざかってしまっているようにしかみえないよ。
     
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『もしあなたもこのような霊たちに遭遇したら、行くべき方角を教えてあげるといいみたい。手っ取り早いのは「助けてぇ〜誰かこの人を導いてあげて」とお願いすること。これがベストです。こうして助けを呼ぶと、誰かしら現れて連れて行ってくれます。
 一番やってはいけないのは、「あっちへ行け」とその存在を排除したり、無視しようとすること。そうするともっと抵抗され、居座られます。ですから覚えておいてください。一番良いのは
●「あっちみたいよ」と方向を導いてあげること
もし亡霊と遭遇したらお試しあれ!!』(霊感体質かなみのけっこう不思議な日常p.121より抜粋)
追記こういう事件じゃないけど、他者に理不尽な関わりかたをする時点でそのヒトの中にあるなにかが助けを求めてるようにも思う。欲求満たすためにかるい気持ちで殺人やらかす向きはそんなしみったれた心根が原動力になってるわけではないことは重々わかっているけれども、それにしてもどうもそのテの向きは自分以外の他者に関わらずにはいられないっぽいんだよな。自分しか愛せないなら他人なんかほっときゃいいじゃん。でもどういうわけか必ず殺しや暴力といった凄惨で理不尽な形で他者と関わるふうになってくんだよね。そこまでしなければもうどうにもならなくなってるということなのかもしらん。くわしくはわからん。おいらに入り込んだ黒いヒトはそこらへんの精神傾向とすごく似てるかんじがしたのでなんとなく。