「善・悪」と思い込んでるモノは実は「快・不快」なんじゃないのかな






・いちばんいい謝罪てどういうもんなのかなーと考えてたんですけど、被害側がゆるしてくれたときに初めて加害側は「謝罪をしてもいい」てことになるのではないのかな…。被害側がゆるしに辿り着いてもいないのに、それを無視して加害側がさっさと謝罪してしまうのは「加害側の身勝手」でしかないんだよね。被害側の気持ちが完全にないがしろなんだよ。被害側と加害側が出るような事件が起きた際、加害側のすべきことは謝罪ではなくて「ひたすら待つ」ことに尽きるんじゃなかろうか。犯したあやまちは2度としない、て態度を貫きながら、被害側が許してくれるまでじっと待ちつづける。被害側が加害側をゆるしてくれるようになるまで、いつになるかはわからない。もしかしたら加害側が死んでも許してくれはしないかもしれない。けれど、いちばん大事なのは「被害側がゆるしを見出すまで」なのであって、加害側はその期間を踏みにじったらいけないんじゃなかろうか。そうやって待っている期間に、加害側がまた同じような事件を起こせば、被害側がゆるしへ辿りつくまでの期間が更に長くなるだけ。誰であれ加害側となった者は、被害側が「ゆるし」に辿り着くまで辛抱強く待たなければならないんだと思う。ここらへんからして被害側からのゆるしのない「謝罪」は、本来的な謝罪にはなり得ないのではないんだろうか。加害側に対して「謝罪しないと許さん」てぐあいに脅迫的に謝罪を求める被害側てのは、本来的な「許し」をする気などまったく無くて、ただ加害側に対して優位に立ちたいだけなんだよね。屈服させて優位に立つことで許せない気持ちを解消しようとしてるんだろう。けれど、それは自分の中にある理不尽な気持ちをごまかしてるだけに過ぎない。ゆるしへと辿り着くためには、被害側が「正しく加害側を責める」ことが前提となるんじゃないのかな。理不尽な心地を消し去るために加害側を屈服させてその場しのぎに済まそうとしたり、細かい嘘を混ぜ込んでたびたびお金をせびったりする「加害側への間違った責め方」をしているかぎり、被害側は本来的な意味の「ゆるし」には辿り着くことはできないんじゃなかろうか。だからこそ加害側は被害側が「間違った責め」をしていると気づいた時点で、それを諌めて正すこともまた「待つ」義務を負った加害側の責務なんじゃないのかなと思う。あやまちについて「正しく責める」ことと「正しく待つ」ことが、被害側・加害側の負うべき責任なのではないんだろうか。互いがそれをきっちり果たした時点で、はじめて「ゆるし」がもたらされるような気がする。
追記(3/5)。某霊の人いわく「被害側と加害側が交流しつづけること」が重要とのこと。交流をつづけるなかで、被害側がゆるしてくれるかもしれないのでそれを加害側は辛抱強く待つ、と。なにしろ被害側からの許しも得ずにする謝罪は加害側の都合でしかない、つーことをおいらは言いたかったでござる。それにプラスして双方が交流をつづける、てのが和解への不可欠な要素なんだそうだ。
・3日のノンストップ!で福井て弁護士さんが「実在の人物を扱ってるフィクションは現実の状況とかけ離れた設定ならば何の問題もないけれど、現実に近い状況の設定下(大部分の事実中)にちょっとずつ嘘を混ぜ込むと人格権の侵害になる」てゆってたな。被害側てのはついそれをやっちゃいがちなんだけども、それをやることで自分が新たに加害側を兼任することになっちゃうよな…。ちなみにこの弁護士さんが出てたコーナーは土屋アンナの舞台降板裁判の件だったんだが、アンナさんはなんでゴネてるかつーとおそらくあの監督が舞台での客寄せだけを至上としてる見世物師的な人で、現実や原作がどうであるのかなんてのが二の次だからなんでしょうね。例えば原作者はまだ生きてるのに、あの監督にかかるとクライマックスで死んじゃうほうが安易な「泣き」演出になるわけですよ。でも、原作の感動ポイントはそこじゃないわけ。本来的には原作にある感動ポイントを忠実に舞台化するのがスジなんだろうけども、あの監督の技量ではそのへんで客寄せするような高等な演出をするのはムリで、原作とはまったく別の安易なお涙頂戴の三文芝居になり下がるのが確定しちゃったんだね。原作者さんも舞台演出家に対する批評眼など持ち合わせていないもんだから、単純に「舞台化」の打診されたってだけで嬉しさのあまりに何も考えずに許可しちまったんでしょう。ところが原作大好きのアンナからすると、この監督が原作の良さを忠実に舞台化することの出来ない三下監督だってのを稽古はじめてからようやくわかってしまって、2度とやりたくないでしょうねえ。原作を深く愛するアンナさんに、原作を踏みにじった三文芝居の主人公をさせようってのはちょっと酷だよね。そのうえ原作を踏みにじった奴からカネまで要求されるなんて、アンナさんとしては怒り心頭だろう。あの監督のほうも、アンナさんみたいな原作をすっごく愛してるヒトを起用しながら原作を踏みにじりまくったナメた設定で演じさそうって時点でどうかしてると思う。アンナさん、やめたくなって当たり前じゃないの。わし、ああいう下品な見世物師て嫌いじゃないんだけど、ハナから怒って降板するのがわかりきったような人選しといてそうなったからって後からカネせびるなんて正直ゆって最低だと思うよ。そもそもあんたの審美眼が間違ってたのが原因じゃん。結論として、好きなモノが第三者の演出となるときほどしっかり見極めをしてから許可をしましょうねー。「自分の作品が心ない見世物師に踏み荒らされるかもしれない」という視点を原作者が持たなさすぎたのも一因ではあるんだし。ひたすら原作を愛するアンナさんだけが非難されるような状況で、それがなんか悲惨だったんで書かずにいれなかった。あの場で原作をマジに愛してるの、おそらくアンナさんだけだよ。原作者すらそこまで思い入れしてないかんじ。
見向きもされないとこを復活さす醍醐味て花の慶次の主人公が負け戦こそ面白い、つって向かってく精神に似てるなー。経済!成長!効率!優先!てトレンド追ってばっかのヒトとは真逆のアレだよね。そこらへんからしこれまで起きてきた世界各地の非道てのは効率と儲けを優先しすぎた結果なんじゃないのかとも思える。より多く儲けたいを突き詰めれば「領土広げる」しかないし、奴隷にしても結局「元手をどれだけ抑えられるか」→人件費タダで済むじゃん!てハラだったんでしょ。そういうの2度としない、て前提で平和を推進するんなら、原因となった経済成長&効率優先を禁じるのが本来的に正しいんじゃないかと思うけど、そうなるとキューバ的にモノが極端に少ない体制になって、うまいもんがあんまし食えなくなんのか…。そこで村を復活させたフィッシャーさん的なやりかたで「平和」を推進するのがイイんじゃないか、てことになんだな。「効率」を構成する要素である便利さやお手軽さてのは昔から変わらず鉄板商品ではあるんで、無下にはできないて側面もあんだがな。特別煽りてのも元々は効率良く売るための商売文句が起源なんじゃねーのかなー。そういや「サービス」てのはどの業界であろうとヒトをたいせつにする姿勢のことなので、全てに於いて浸透してさえいればブラック企業も生まれづらくなるんじゃないかと思う。ムリだとは思うけど。効率優先さすために切り捨てた粗野で素朴なエネルギーてのは前の東京オリンピック時に排除されたマンドクサいヒトビトを思い出さずにいれん。そういうの内包する社会のが猥雑で面白いんだが、もしそのテのヒトがまた隆盛しはじめるとしても、効率からかけ離れたメンツばっかしだから確実に犯罪率は今よか上がっちゃうだろうね。「キレーにする」ことと「豊かさ」の共存てのは難しいもんだ。ココも摘発前のがぜんぜんたのしそう。
この男子は母親を殺したいけど殺せないからたまたま目についたコを標的にした、て可能性はないのかね。それとも強姦しようとしたらことのほか騒がれてアセって殺しちゃった、てクチか?強姦目的なら死んでからなんらかヤるはずだけど、文面に書かれてないってことは死体にそのテの形跡はなかったのだろうな。殺し初体験のショックで萎えちゃったのかもしらんけど。死体みても勃ってたなら筋金入りの変態なんだがなー。なにしろ女子供を標的にする殿方は日頃からメンツをさんざん潰されてる向きが多そうよ。この事件とは関係ないけど、殺人犯が殺しに至る直接原因をつくったのが殺された被害者だった場合、報道なんかではまったく触れられなくなる傾向にあるよね。この事件で結果的に殺人犯になっちゃった人も、ずうっと周囲からいじめられてたみたいなのにテレビなんかではそこあんまり触れないし。この前の暴露ナイトで福田和子の殺しの動機について彼女の書いた手紙から分析するふうなのをチラッとやってたけど、どうも地位的な嫉妬や妬みではなくて(自分より下のになんで嫉妬するん[笑]みたいな事書いてあった)、なんか…殺された人がどうも福田和子を怒らすようなことを言ったかやったか、それが原因だったふうなかんじ。そんなら尚のこと逃げまわらず堂々と動機主張してキチッとム所におさまってたほうがよかったんじゃないのかなとも思うけど。堪忍袋の緒が切れたとはいえ殺しはいかんよ、てことでお巡りさんとテレビ的には「被害者がそもそもの原因だった」てのを極力流さないようにしてるんだろうが、あんまひでえことやってるとこうなるんだよ、てのもちゃんと流したほうがいいんじゃなかろうか。
ウイグル人の反乱を中国共産党が暴力で抑えるのって、かつての満州で蜂起した中国市民を日本軍が暴力で抑えたのと同じだよね。その残酷さ日本兵も経験したんだろうな。しかし黒衣で揃えたあたりこれを思わせて不穏だな…。ソチでなにもできなかった黒い未亡人がウイグルに加担しはじめたってことはないのかね。仮にそうだとすると天朝はイスラム過激派にも標的にされるのかな。単純に黒衣ぬいで普段着姿になると見つかりにくい、て便宜上でのことなのかもしらんけど。
クリミアは親ロシアなヒトのが多めなのな。ニュースで取り上げてた現地市民へのインタビューで「ロシアですか?大好きっス。守ってほしいです!」とかゆってるんで、部外者からするともうふつうにロシア領でいいんじゃねーの?て思ってしまうよ。それに対して非難してる国みてると建前こそ国際条約うんぬんゆっても(な、なんて羨ましい…!!そんなふうに領土がすんなり獲得できるなんて!!)て本音があんのかなーとか思わずにいれん。なにしろウクライナ事情の複雑さについては沖縄の件がイマイチどの肩もつべきかわからんのと同じくらいのレベルにちょっとわかりません。複雑とみえるもんでも必ずよい着地どころがあるはずなんだけど、そういうのは事情を熟知してるヒトでないと導きだせんだろうしな…。内政ついでにタイはデモ用インフラが整ってるので終息しづらいての面白いな。イベント視してるノリなのかな。
・いいかげんトリに餌やるの許可してくれませんかね?トリに餌付けしちゃいかん理由として「汚れた人間の手から直接エサやると病気が発生するから」とかいうのがあるんだけど、トリってそこらに落ちてるもん食ってるじゃん。人の手よかよっぽど地面のが汚れで満ち満ちてるはずなんですが。あー鴨にエサやりてー。せめて不忍池だけでも許可してほしいわー。客寄せになるしいーじゃんかー。ドーブツとタダで触れ合うのをちょっとも許さんなんてどこが思いやりあふれる社会なんだよー。駆除と除菌を突き詰めまくって冷たすぎだろうよー。